小林リズムの紙のむだづかい(連載563)

青林堂刊行の『「ガロ」という時代』に「月刊「ガロ」創刊50周年記念に寄せて わたしが魅せられた「ガロ」の漫画家たち」を執筆した。とりあげた漫画家たちは、つげ義春日野日出志白土三平池上遼一勝又進蛭子能収水木しげる滝田ゆう、の八人。百枚ほど書いて、頁数の関係で二十枚ほど削除した。今回の企画に関しては全面協力、わたしの友人たちにも声をかけて執筆していただいた。此経啓助、下原俊彦、山下聖美、猫蔵、荒岡保志各氏にお願いした。



上製本・294頁。定価1800円+税。装丁・森嶋則子

清水正ドストエフスキー論全集』第七巻。2014年7月31日刊行。D文学研究会発行・星雲社発売。A五判上製585頁。定価7000円+税



清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。

清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』は電子書籍イーブックジャパンで読むことができます。ここをクリックしてください。http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/190266.html


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

小林リズムの紙のむだづかい(連載563) 
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。
小林リズムさんがエッセイ本をリンダパブリッシャーズ(http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru)から刊行することになりました。本のタイトルは『どこにでもいる普通の女子大生が新卒入社した会社で地獄を見てたった八日で辞めた話』発売日四月五日。
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
小林リズムの紙のむだづかい(連載563)


鷹尾俊一彫刻展「像」
日芸江古田校舎 A&Dギャラリー・アートギャラリー
2014年11月5日〜11月22日まで開催
10:00〜18:00(日曜休み)


【缶詰めの開け方】
 


 最近の子は缶詰の開け方を知らないとネットで書いてあった。サバ缶とか焼き鳥の缶詰とか、売っている多くの缶詰は缶切りがなくても開けられるようにプルタブがついているし、缶詰を開ける機会がないのが原因らしい。

 かくいう私も缶詰の開け方がよくわからないまま23年間生きてきた。でも開け方がわからなくて困ったことなんて全然なくて、一度だけ間違ってプルタブのないトマト缶を買ってしまったときは弟に缶詰ごとあげた。だから、このまま缶切りを使うことなく一生を終える可能性だってあった。

 この前、テレビでタレントが食べている映像を見たことがきっかけで、むしょうにコーンが食べたくなってスイートコーンの缶詰を買った。家に帰ってわくわくしながらコーンをスーパーの袋から取り出すと、信じられないことに缶切りの必要な缶詰だった。コーンが目の前にあるのに食べられない。缶を開けることさえできれば食べることができるのに…。ワインの栓抜きとセットになっている缶切りが家に置いてあるけど、使い方がわからない。
 仕方がないので何度か包丁やハサミでこじ開けようとしたけど危なくて無理だった。私は悲しくなって、そのときの友達に「缶切りの使い方がわかんなくてコーンが食べれない」とメールを送った。そしてコーンを食べることはほとんど諦めて、ウィンナーだかゆでたまごだかを適当につまんでいた。

 しばらくして友達が缶切りの開け方を説明した写真つきのメールを送ってくれた。写真は自分の家で撮影したものらしくて、缶詰じゃなくてビールの缶で、それでも缶切りをどういう形で缶に沿わせるのかわかりやすく撮られている写真だった。その画像にならってコーンの缶詰に缶切りの刃を沿わせてぐいぐいやると、驚くほど簡単に缶詰は開いた。びっくりして、感動して、私は友達に「すごいできた!」と喜んで返事をした。それがだいたい秋のはじめ頃。

 友達に「彼氏ってどんな人?」と聞かれたとき、まっさきに「缶切りで缶詰を開けられる人だよ」と答えるのは、そのときコーンが食べられたのがすごく嬉しかったから。ネットで検索して調べようと思うほどは缶切りに対してなんの考えも持っていなかった私が、自分で缶切りを使って缶詰を開けられるようになったのは彼のおかげだと思う。わざわざ撮って教えてもらえたから開けようと思ったし、これから先もひとりで缶切りを使って缶詰を開けられるようになった。人と出会うことで少しずつ人生が変わるというのがこういうことを指すのだとしたら、なんか幸せなことだなぁって思う。



小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
http://ameblo.jp/nanto-kana/

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