青林堂刊行の『「ガロ」という時代』が刊行

今年の夏休みは漫画について書き続けた。まずは青林堂刊行の『「ガロ」という時代』の原稿「月刊「ガロ」創刊50周年記念に寄せて わたしが魅せられた「ガロ」の漫画家たち」を執筆した。とりあげた漫画家たちは、つげ義春日野日出志白土三平池上遼一勝又進蛭子能収水木しげる滝田ゆう、の八人。百枚ほど書いて、頁数の関係で二十枚ほど削除した。今回の企画に関しては全面協力、わたしの友人たちにも声をかけて執筆していただいた。此経啓助、下原俊彦、山下聖美、猫蔵、荒岡保志各氏にお願いした。発売は今月の二十四日、ぜひご覧ください。
 その後は一か月かけて森田拳次作『丸出だめ夫』論を執筆。これは日大芸術学部図書館刊行のカタログ本のために150枚ほど書いた。今年中には刊行の予定で作業を進めている。


上製本・294頁。定価1800円+税。装丁・森嶋則子