小林リズムの紙のむだづかい(連載437)
清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。
清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』は電子書籍イーブックジャパンで読むことができます。ここをクリックしてください。http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/190266.html
ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/
四六判並製160頁 定価1200円+税
小林リズムの紙のむだづかい(連載437)
清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演などを引き受けます。
D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正・ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。
清水正の著作はここをクリックしてください。
http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D
ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/
四六判並製160頁 定価1200円+税
京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
『ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp
清水正へのレポート提出は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。
小林リズムさんがエッセイ本をリンダパブリッシャーズ(http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru)から刊行することになりました。本のタイトルは『どこにでもいる普通の女子大生が新卒入社した会社で地獄を見てたった八日で辞めた話』発売日四月五日。
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
小林リズムの紙のむだづかい(連載437)
【昔はよかったっていう話ね】
この間テレビ番組を見ていたら、「今の人ってどうなの?」と、昭和と現代の生き方を比較する番組がやっていた。番組からは「昔はよかったなぁ」という空気で蔓延していて、平成生まれの私としては、ところどころ突っ込みを入れたくなったりもした。たとえば、今のお坊さんは、直接師匠からお経を覚えるのではなくて、iPhoneに曲をダウンロードして何度も再生して聞いているとか、正座は痛いから無理しないとか。今のロックミュージシャンは喧嘩したりせずに仲が良くてネットで打ち合わせをするとか、演歌歌手なのにお酒が飲めないとか、不倫の恋を歌っているのに恋愛経験がないとか、とにかくボロクソな言われようだった。
さすがに、甘やかされて育てられた若者についての見解には「たしかに自分もそういうとこあるわ」と反省したけれど、昔ばかりを「よかったよねぇ」と浸るようにしてしみじみと語っている大人には吐き気さえ覚えた。オノヨーコさんはこう言っていたそうだ。
『「昔はよかった」=「あの頃まではついていけてた」』
これを見たとき、なるほど!と膝を打った。私は過去ばかりを振り返って称賛する人があまり好きではなくて、それは自らと重ねて「自分もそうなりそう」という危険信号からきている嫌悪感なのだ。過去を「よかった」を思うのは、今に希望を持っていないように思えるし「若い頃はよかったなぁ」「若いからいいよね」という言葉を聞くと、なんで大人にならなきゃいけないのかと悲しくなってくる。
とにかく、そういう話のなかで「今の人って、頭でっかちで実経験が少なくない?」というようなことが言われていて、それが本当に身に染みた。たとえば私は恋愛経験なんてほとんどないのに、恋愛のコラムや記事を書いていたりする。恋人もいないのに結婚について書いたり、ときには離婚についての文も書く。それを読む人は、私の年齢や経験値などをまるで知らないから、それを読みながら「ふむふむ」「こういう恋愛テクニックか」「男性心理はこうなのね」などと思ったりする人もいるだろう。それって詐欺というか、騙しというか、なんというか。経験のともなわない話を、わかりきったように書くことばかりを続けていたから、中身がスカスカだ。大して理解できない恋の辛さを「辛いよねぇ」と同情することもあったかもしれない。そういうのって茶番かもしれない。
小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
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