小林リズムの紙のむだづかい(連載420)

清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。

清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』は電子書籍イーブックジャパンで読むことができます。ここをクリックしてください。http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/190266.html


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

小林リズムの紙のむだづかい(連載420)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。
小林リズムさんがエッセイ本をリンダパブリッシャーズ(http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru)から刊行することになりました。本のタイトルは『どこにでもいる普通の女子大生が新卒入社した会社で地獄を見てたった八日で辞めた話』発売日四月五日。
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
小林リズムの紙のむだづかい(連載420)



【伝染させるなら幸せがいい】


『病気や悲しみも人にうつるが、笑いと上機嫌ほどうつりやすいものもこの世にないのだから、物事は美しく正しくりっぱに調整されているものである。   ―ディケンズ


数か月ぶりに親友と会ったら、恋愛も仕事も遊びも充実しているようで、かなり活き活きしていた。4月に入社してきた年下の新人に苛立ち「もう、ほんと使えない」なんて言っているのが面白くて笑ってしまった。親友が人間に対して腹立たせるのはわりと珍しい。彼女は世間ではハードだとかしんどいとか言われている介護職の仕事をしている。

「この間入ってきた新人の男の子、ほんとに使えないんだよ! 仕事のメモとっても見返さないし。この間なんて、お客さんへの自己紹介のときにカンナムスタイルを踊り始めたの! 年齢層ぜんぜん考えてないし、ウケるって勘違いしてる。お客さんも茫然としてたよ」

カンナムスタイルというのは、韓流のダンスらしい。デイサービスにきた高齢のお客さんの前で、突然イマドキの曲をノリノリで踊ったそうだ。私はそのときのお客さんのリアクションを思ったら純粋に笑えた。

ひとつの恋を終わらせ、新たな恋をスタートさせた親友は、どこかふっきれたよう変化していて、これまで彼女が持っていた遠慮とか生真面目さだとかが、いい感じに素っぽくなっていた。肩ひじ張らず、楽しいことを自分の許す範囲で全力で楽しもうとする姿を見ていたら私も感電したようにやる気が湧いてきた。お酒の席で会った初対面の男の子に仕事を聞かれたときも「仕事は楽しいよ」と言っているのが聞いて嬉しくなった。(「嬉しい、楽しい、大好き」は素直に告げたほうが幸せになれる!…と思うという持論がある)

幸せが伝染することは、科学的にも証明されているらしい。けれど幸せが伝線するのは友達や隣人などといった距離の人たちのことで、職場の人の幸せはそうそううつらないそうだ。なぜかというと、自分の感情が抑制されてしまっているからなんだって。自分の気持ちを快く許せる友達の幸せは、伝染する。それを身にもって実感した。彼女といたら、幸福のエキスみたいなのがスプレーみたいにふりかかって、無気力状態から解放された。親友と会ったとき私は面倒くさくもやもや悩んでいたから、もし彼女に不幸を伝染させていたら嫌だな、と思ったけれど、きっと大丈夫だ。良いとこだけを伝染させていきたい。



 小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
http://ameblo.jp/nanto-kana/

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