小林リズムの紙のむだづかい(連載418)

清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演を引き受けます。

清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』は電子書籍イーブックジャパンで読むことができます。ここをクリックしてください。http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/190266.html


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

小林リズムの紙のむだづかい(連載418)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

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四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。
小林リズムさんがエッセイ本をリンダパブリッシャーズ(http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru)から刊行することになりました。本のタイトルは『どこにでもいる普通の女子大生が新卒入社した会社で地獄を見てたった八日で辞めた話』発売日四月五日。
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
http://lindapublishers.com/archives/publications/dokonidemoiru
小林リズムの紙のむだづかい

【思ったより単純だった】


私を戸惑わすもの、もや子。

胸のなかにもやもやーっとした気持ちがふわふわと積もっていって、だんだん息苦しくなってくる感じ。視界を徐々に曇らせて、なにも見えなくなっていく感じ。そういうふうにしてもや子はいつも足をひそめてやってきて、邪魔者が消えるとここぞとばかりに本領を発揮してくる。もや子の「邪魔者」は、「目的」とか「やりたいこと」とか、そういうキラキラっとした夢のようなもので、もや子はそれらを上手にくすませたり埋もれさせたりして、見失わせていくのだ。
何でもできるような気分でいたのに、何にもできないような気分にさせる。嫌なもや子。

もや子が襲ってきたときの逃げ方はだいたい決まっている。漫画を読み漁るとか、映画を観まくるとか、読書浸けにするとかして、気を紛らわすことだ。でもそんなことを続けていても大した効果は得られなくて、いずれはやっぱりもや子と対峙しなくてはいけなくなる。

というわけで、鞄からノートとボールペンを取り出して、もや子が襲ってきた理由について考えて書くことにした。いろんな感情があふれ出てきて、真っ白の紙にすらすらすらーっとボールペンを走らせるんじゃないかな…と思ったけど、全然出てこなかった。あんなにも悩んで考え込んでいたのに、実際に心に突っかかっていることを書き出してみると3行にも満たなくて、自分の悩みってなんてちっぽけなんだろう、ばかみたいと可笑しくなった。悩みと言うか、人生に対するただの愚痴だった。いつも同じことを堂々巡りしているだけの「悩みに見せかけた愚痴」に、私の人生を変えさせてたまるか。

アホらしくなったから愚痴のページをやぶって、目標を書くことにした。そういえば、大学4年生の頃に「目標ノート」なるものを作ったのだけど、今読み返すと本当に書いたことすべてが実現していた。「3か月以内に媒体でコラムを書く」「1年以内にコラムの依頼をもらうようになる」「3年以内に本を出版する」。懐かしい気持ちになった。あの頃はちゃんと就職して、その傍らで書き続けようと思っていたのだ。すっかり忘れてたけど。
目標を立てていたら楽しくなってきた。これまでは「新しいことに挑戦していく」というスタンスだったけど、今度の目標は今までとは違う。「今ある環境で結果を出す」。地味だけど、今の自分に一番必要なことだと思った。でも飽きっぽいから、少しは背伸びもしつつ、もや子とも仲良く付き合いつつ、マイペースでいいや。



 小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
http://ameblo.jp/nanto-kana/

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