小林リズムの紙のむだづかい(連載360)

小林リズムの紙のむだづかい(連載360)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


小林リズムさんがエッセイ本をリンダパブリッシャーズ(http://lindapublishers.com/ )から刊行することになりました。本のタイトルは『どこにでもいる普通の女子大生が新卒入社した会社で地獄を見てたった八日で辞めた話』発売日四月五日。

小林リズムの紙のむだづかい

【私の盆地へようこそ】



 
友達が家にやってきたので、紅茶を淹れた。机に出そうとかがんだら、
「あ、胸が見えてるー!」
と茶化された。気の置けない友達だから、遠慮することもなくジーパンにニットという適当なお家スタイルで迎えた。ブラジャーをつけるのも面倒くさくて、愛用しているブラトップのキャミをニットの下に着ていた。だからニットの間から胸が見えてもたいして問題はない。(という女子力の低さ…)。
「まあ胸ないからいいでしょ」
と私が言うと、彼女は目を爛々と輝かせて、
「うん!なかった!」
と爽やかに言い放った。けっ!なんて正直なやつなんだ…!さらに、
「谷間っていうか、盆地みたい!」
などと言うので絶句した。
盆地……?盆地って、地図にある、平地と盆地の盆地?うっすらふくらんでるやつ?山脈というより、丘みたいになだらかなやつ?…失礼な!私は風の谷のナウシカよ…!
と憤ったのも一瞬で、あまりにもナイス表現だったのでツボにはまって、しばらく笑いから抜け出せなかった。私の胸って、盆地なんだ…!

世の中にはたくさんの乳ワードが飛び交っている。巨乳、貧乳、美乳はメジャー。私は自分の胸を貧乳とは言いたくないから、微乳と呼んでいた。(微妙な乳の略ね)。それなのに、ここでニューワードの登場とは…。盆地っぽい胸、略して盆乳ってどうだろう?なんだか一気に壮大な感じになって、ちょっと立派な気がするのは気のせい…?発音も「ぼんにゅう」になるから、Dカップくらいに聞こえる…!(という個人的感想)。


その日の夜、なぜかお母さんと祖母と三人で温泉にいくという夢をみた。代々受け継がれる三代の胸を眺めながら、「胸なんてたいしたもんじゃあない」と自分に言い聞かせていた。




 小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
http://ameblo.jp/nanto-kana/

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