小林リズムの紙のむだづかい(連載358)

清水正『世界文学の中のドラえもん』『日野日出志を読む』は電子書籍イーブックで読むことができます。ここをクリックしてください。http://www.ebookjapan.jp/ebj/title/190266.html


小林リズムの紙のむだづかい(連載358)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/

四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


小林リズムさんがエッセイ本をリンダパブリッシャーズ(http://lindapublishers.com/ )から刊行することになりました。本のタイトルは『どこにでもいる普通の女子大生が新卒入社した会社で地獄を見てたった八日で辞めた話』発売日四月五日。

小林リズムの紙のむだづかい

【ハッピー中毒♡】



 
生きているなかで、一番嬉しかった瞬間っていつだろう?

日常のなかに小さな喜びはたくさんあふれているけれど、全身に喜びが染み込んで、花火のように咲いて一瞬で霧散していくような、そんな大きな喜びは生きているなかでもそんなに多く経験できるものではないと思う。

私が初めて打ちのめされるような喜びを感じたのは、大学に合格したときだった。届いた封書に書いてある「合格通知」の赤文字に心臓が一回だけ大きく跳ね上がって、血液全部に幸福成分が浸透していった。通知を受け取ったとき、私は家にひとりでいた。

二回目の喜びは、就職が決まったとき。…といっても、後々後悔することになる会社なのだけど、内定をもらったときは野放しに嬉しかった。そのときも私はひとりで駅までの道を歩いていた。道端で叫びたくなるくらいに嬉しかった。

社会人になったら、こうやって心の底から湧き上がるように「嬉しい!」と感じられる出来事ってもうないんだろうなって思っていた。けれど、私は運良く(?)失職して、三回目の喜びにも出会った。

三回目は、アイドルオーディションでファイナリスト進出が決まったとき。私がオーディションを受けたときの目標は「ファイナリストに残ること」だった。(まあ、なったらなったでもっと上を狙いたくなってしまったのだけど)。もともと「待つ」ということができない私は、結果を焦らされることが尋常でないくらいにキツくてストレスだった。数か月戦った末の結果だったから、喜びも大きかった。たしか、バイト先のトイレでファイナリスト進出のメールを読んだ。

そして四回目の喜びは、本の出版が決まったとき。震えた。自然と泣けた。世界中のものぜんぶを愛せた。

最高点に達した瞬間の大きな喜びには中毒性があると思う。私はあの瞬間の喜びがまた欲しくてたまらない。ハッピージャンキーだ。一回味わうと中毒性があってやめられない。

生きているなかで、あと何回この喜びを体験できるんだろう?

あのハッピーを手に入れるためには、ほしいものが明確にあればいい。そしてその「ほしいもの」はできるだけ大きなことだといい。絶えず挑み続ければ、また体験できると思う。



 小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
http://ameblo.jp/nanto-kana/

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