小林リズムの紙のむだづかい(連載342)

小林リズムの紙のむだづかい(連載342)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

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四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


小林リズムさんが八月九日「ミスID」2014にファイナリスト35人中に選ばれました。
http://www.transit-web.com/miss-id/


小林リズムの紙のむだづかい

【風邪ひいた】



 

スマホをいじりながら歩いていたら、道端にゲロがあることにちっとも気づかないで踏みかけてしまった。ながら歩きって危ないからよくない。ひいいい!とひとりで叫んで慌てて回避したけれど、もしかしたらあのとき、ちょびっと踏んでしまったのかもしれない。

それから24時間後くらいに、鼻がむずむずし出して、喉も痛くなって、「おっこれは…」と思っていたら、案の定風邪をひいてしまった。あのゲロから細菌感染したのかもしれない…!そう思って、すごく恨めしかった。道路に吐くなんて信じられない。痰とかガムとか吐くのもひどい。

せっかくの休日なのにこんなことになってしまって本当に腹立たしかった。けれど体調が悪化するのと同じペースで、腹立たしいのを通り越して無気力になってきた。具合が悪いとご飯はおろかお風呂に入るのも外出するのも全部が嫌になる。このままベッドの上でボロ雑巾みたいになって朽ちていくんじゃないかと思った。息が吸えないから口は開きっぱなしだし、乾燥して肌もぱっさぱさだし、こんな姿は人に見せられない。

本当になんにもできなくて、スマホをいじるのすらだるくて、ただただ私は天井を眺めながら呆然としていた。やらなきゃいけないことばかりが思い浮かんでくる。締切が迫っているものもある。買い物にも行かないといけない。でももう無理。なんにもしたくない。
どんよりした気分のときに「あ、洗濯物干しっぱなし…」ということに気づいた。昨日の夜干してからそのままだった。どうしても動く気になれなくて「ああ…あとでやろう…」と断念してそのままベッドの上でうとうとしたりぼうっとしたりの繰り返した。夕方になって上体を起こして洗濯物を取り込もうと窓を開けたら。

雪………。

干したタオルや下着や服やその他もろもろには、雪が積もっていた。洗濯ばさみで挟んだタオルを引っ張ろうとしたら、手に雪がついた。「せっかく干したのに…」私は悲しくなった。あまりにも悲しすぎて、洗濯物を取り込むのをやめた。もう知らない。自然まで味方してくれないならもういい。ふて腐れてまたベッドにもぐりこんだ。タオルが悲しがってる夢をみた。



 小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
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