小林リズムの紙のむだづかい(連載332)
小林リズムの紙のむだづかい(連載332)
小清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演などを引き受けます。
Ｄ文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正・ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。Ｄ文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価（送料無料）でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。
清水正の著作はここをクリックしてください。
http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D
ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/
四六判並製160頁 定価1200円＋税
京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
『ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp
清水正へのレポート提出は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。
小林リズムさんが八月九日「ミスID」2014にファイナリスト35人中に選ばれました。
http://www.transit-web.com/miss-id/
小林リズムの紙のむだづかい
【100円マックだっていいじゃん】
書いては消費し、書いては消費し、話題を集めるためだけにさらっとトレンドに触れた人物を扱う、私の書くコラムは100円マック並みに安い。栄養素ないけど、身体にもそんなによくないけど、とりあえずお腹は満たされるからいっか。速攻で食べられるし。っていう、そういう感覚。悪くない。それが今の自分の実力でできる仕事だと思うから。
ハンバーガーに100円しか出せないことは今のところは決まっていて、材料費も具材も極限まで抑えていて、これ以上お金はかけられないけど、ちょい足しして美味しくする方法ってないのだろうか。やっぱり食べるなら「出来上がりのアツアツの状態をそのまま食べる」ということで、そういう意味だと、コラムは送ったあとに次から次へとアップし続けて、色んな人の目に触れてもらえるから鮮度は保たれている。でもそうやって並みの鮮度で、その場だけのお腹を満たして忘れ去られるなんて、ちょっと寂しい。
100円マックのクオリティで印象を残すには２つのパターンしかない。「やばっ、100円マックのくせに、めちゃくちゃ美味しいんだけど！」という場合。もしくは「うわっ、100円マックでもこれはないわ…」というパターン。言わずもがな、「うわっ」を選択すると信用されなくなるし（いや、まずいといったらコレ！みたいなある種の信用にはつながるかもしれないけど）、誰も買ってくれなくなるかもしれない。だからといって、100円マックで、クオリティはそのままで、「やばっ美味しい」にするためには、相当時間をかけないと無理だと思う。パンをこねる時間とか（適当）、焼き上げるコツとか、挟むものの見栄えとか。けれど実際は、そんなに時間をかけている間に、もうちょっとお金をかけた良いハンバーガーを作るほうが効率がいいのかもしれない。
ウェブは100円マック。サイゼリア。すき家みたいなもの。安くてまあまあ美味しい。お腹も満たされる。わりとどこにでもある。そして紙媒体はやっぱりちょっとゴージャス。ウェブ上コラムの記事の誤字脱字チェックと、紙の誤字脱字チェックの回数は10倍以上違うはずだ。それくらい美味しくするために時間をかける。もちろんどこにでもあるチェーン店とは違って、車や電車に乗って足を運ばないといけないから不便。けれど、100円マックばかりじゃなくて、たまには美味しいものが食べたい。そういう自然な欲求がある限り、100円マックは絶対にA級グルメになれない。100円マック自体もそれを望んでいない。ターゲットも、目的も違う。だから、きちんと自分を求めてくれるターゲットに応えられるようにならないといけないと思った。うーむうむ。
小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか？」
http://ameblo.jp/nanto-kana/
twitter：@rizuko21
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