小林リズムの紙のむだづかい(連載324)

小林リズムの紙のむだづかい(連載324)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。


清水正の著作はここをクリックしてください。

http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D


ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/


四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


小林リズムさんが八月九日「ミスID」2014にファイナリスト35人中に選ばれました。
http://www.transit-web.com/miss-id/


小林リズムの紙のむだづかい(連載324)
【出版への道④】
 
幸い、編集者の方は『小林さんがギブアップしない限り、脱稿までお付き合いしますよ』と言ってくれた。なんて心優しい……。

と、目に涙をにじませたのは一週間くらい前の話。

やっぱり時間が経てば人間の感情なんてころころ変わる。今の私は自分の状況に絶望している。喜びに涙をにじませている場合じゃない。まずもう…

書 け な い 。

滅亡的に書けない。

なんとか書き進めても、読み返して絶望する。前後の脈絡がなく内容がスカスカなうえに、時系列に並ばない記憶をツギハギみたいにして縫い合わせているので、話しの流れがすごくいびつ。こんなんじゃヤバい。文章が気持ち悪い。自分でも読みたくない。どうしよう。

こうも書けないと、才能とか知能とか、生まれつきのどうしようもないことが原因だと思えてくる。
「もうさ、文章力とかって才能の問題じゃない?」
「頭よくなきゃ無理だって」
さらに苛々がつのると、「私、理系じゃないから文章を構築するのとかできないんだよね」と意味不明な理由を自分に言い聞かせる。自分で何がしたいのかわからない。わたし、飛んでゆきたい。

たぶん、こういうのって弱音って吐かないほうがいいに決まってる。私だってできることなら、さらっと「何にも苦労しなくても書けちゃった☆」みたいに可愛く笑って、スムーズに出版したい。でも現実なんてそんなにかっこよくない。考え方や生き方が迷走しすぎて、曲がりくねった変なオブジェみたいになってる。それを「芸術です!すごくない?」って無理やり自己主張して言い張ってる。そんな感じ。

「起業手伝ったり本の出版が決まったり…自分の好きなことやれていいね。順風満帆だね」
なんて言われると、相手を騙しているような気持ちになる。未来どころか現在の生活も危うい、今やっていることがどこにつながっていくのかもわからない。とりあえず目の前にある物事に全力で取り組みたい気概ではいるものの、それさえもうまくこなせない。こんなぎりぎりな生活が順風満帆なわけないじゃん!



 小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
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twitter:@rizuko21


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