星エリナのほろよいハイボール(連載57)

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星エリナのほろよいハイボール(連載57)


 最後の一冊が完成した
星エリナ

 

  今年度、私はなんとゼミ雑誌、実習誌、あわせて三冊の雑誌の編集長になりました。こんなにやった人、過去にいるんだろうか。ほとんどの人が「え、三冊もやるの!?」といった感じだった。「無理だよ!」とも言われたけれど、なっちゃったんだから、やるしかない。なんとかするよ。
 そうして初の編集に追われ自分のエッセイや小説も書いて、追われまくった雑誌、最後の一冊が完成した。山下先生の実習でつくったLiterary Arts。こちらはVOL.7になる。ほとんどの紙面の構成を担当。私が内容に関わった企画は、図書館探検隊と現役日芸生漫画家にインタビュー。
 漫画家インタビューはもともと2名の予定だった。事前に打ち合わせをしてインタビューした記事と写真を預かっていたのだけど、急遽三人目が決まった。たまたま、そこにいらっしゃったから……。というのも、以前私もお世話になった、日芸マスコミ研究会が行っているマスラジに現役日芸生の漫画家が出るということで、打ち合わせをしていた。たまたま私がいるその日に私の目の前で、打ち合わせがスタートしていたのだ。えっ、これは、インタビューするしかない! とはいえ、マスラジの打ち合わせがもちろん優先。打ち合わせのなかでお話を聞いて、短いけれど記事を書いた。その方こそ、美術学科二年の安藤汐先生。安藤先生の名刺をいただけて、嬉しかったです! 応援しています!
 実習誌にはもちろん、あの金のたまご文学賞の記事が載っている。何よりもこの実習で頑張った。ネット投票やら運営ブログやら授賞式やら、本当に大変でつらいこともあった。しかし、こうして記事になり、写真を選んでいると思い出になっていくのを感じた。紙面の構成を考えているときに嬉しかったのは、この写真を選んでいるときだった。実習誌を見ていただけばわかると思うけれど、スカウトキャラバンの参加者、ゲストスカウトマンの方々の笑顔。すっごい笑顔。急遽助っ人をしてくれた先輩も笑顔。マイクが突然切れたりして、ステージ前駆け回って、ステージあがるはずじゃなかったのに星エリナ賞の賞品渡すためにあがったりしている私は、みんなの笑顔のためにあったのかなーって思った。キレイごとでしょうか。私らしくないことを言っているのかもしれない。でも、本当にそう思ったんです。
 この場でもう一度お礼を言わせてください。実習のみんな、先生、受賞者のみなさん、スカウトキャラバン参加者、ゲストスカウトマンの方々、お手伝いしてくれたみなさん、芸祭ステージのみなさん、応援にかけつけてくれた先輩、後輩、先生、居酒屋のおやじさん、前説やってくれた先輩、一体何人が関わってくれたかわからない。本当にありがとうございました。
 最後の一冊が完成し、私のチャレンジ三年生が終わろうとしている。この一年で感じたことを、実習誌のあとがきに書いた。その一言で終わろう。
 何かを人に伝えるのはすごくむずかしいけれど、何かをつくりあげることは本当に楽しいです。
 どうもありがとう。
   

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