小林リズムの紙のむだづかい(連載292)

小林リズムの紙のむだづかい(連載292)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。
清水正の著作はここをクリックしてください。

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ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/


四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


小林リズムさんが八月九日「ミスID」2014にファイナリスト35人中に選ばれました。
http://www.transit-web.com/miss-id/


小林リズムの紙のむだづかい(連載292)
小林リズム
   【試供品】

  

  
12月末日 △曜日

 試供品をうまく使えない。たとえば、駅やデパートでもらったミニボトルの香水や化粧品のお試しセット。小さな四角いビニールに乳液や化粧水が入っているアレ。家で気軽に「試してみよう!」という気持ちにはどうしてもなれなくて、旅行に行くときの使い捨て用としてとっておく。そうやって大して使わないくせに、試供品そのものは好きだ。簡単にお金をかけずに試せるからである。

 スーツ屋でアルバイトをしていた頃、『5万前後のスーツを最初に試着してもらう』というルールがあった。私の働いていたお店のスーツはぴんからきりまであって、だいたい2〜9万円までと価格帯の幅が広い。お客さんのなかでは開口一番「すごい安いヤツでいいから…」と頼んでくる人もいる。そんななかで5万円のスーツを始めに着てもらうのは、売るのに間違いない価格だから。スーツにあまり頓着しない人は、一番はじめに試着したものを「じゃあ、これ…」と頼んでいくことが多い。お客さんがこのパターンの人であった場合、一番はじめに2万円台のスーツを着せ「じゃあ、これ…」と決められてしまってはあまり利益が出ないからだ。5万前後のスーツを着てもらったあとに、さらに高い価格のものを着てもらう。「さっきのほうが安いな…」と戻ったとしても5万円台のスーツは確保できる。

 女性はしつこいくらいにぴんからきりまでの価格のスーツを試着する人が多いから、こんなふうに売上につなげるのは難しい。男性は試着そのものを面倒くさがる傾向があるので、早く決めたがる。他のものを試着しなくてもぱぱっと決めてしまう。試着するだけ無料なのだから、納得するまで選んだほうが得なのに…と思いつつも、お客様としては申し分ない。こう言ってしまうと語弊があるのだけれど、自分で決めているようで、実はまんまとハメられているというようなことってあるかもしれない。色んなものを試して開拓していくことって楽しいし、得することも沢山ある気がする。

 
 小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
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