小林リズムの紙のむだづかい(連載271)

小林リズムの紙のむだづかい(連載271)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。
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四六判並製160頁 定価1200円+税

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ドラえもん』の凄さがわかります。
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清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


小林リズムさんが八月九日「ミスID」2014にファイナリスト35人中に選ばれました。
http://www.transit-web.com/miss-id/

小林リズムの紙のむだづかい(連載271)
小林リズム
 【彼になるまで待つのかもしれない】

  

 
現在22歳。早生まれではあるものの、どっちにしたってあと半年もしない間に23歳になる。これまで生きてきた歴史のなかで恋人のいない期間は9.89割を占める。今さらこの数字に驚愕したりはしないけど、ただ残念だと思うことがある。「わたしの彼氏がさぁ〜」という台詞を、今まで一回も発したことがないのだ。もしかしたらあるのかもしれないけれど(いや、ないか)、自覚して言ったことがこれまで一度もない。なんたる事実…!
 これはわたしの偏見なのだけど、きちんと自分の年齢を積み重ねてきた女性は、ある程度の年になると彼氏のことを「カレシ」と言わなくなる。それではなんと言うのかというと、さらりとシンプルに「彼(カレ)」だ。この前映画観に行ってきたの、という女性に「誰と?」と聞き「彼氏ー♡」という答えが似合うのは若々しくフレッシュさを持った学生まで。40代になる女性が、自分の恋人のことを「彼氏」と呼んでいるのはあまり聞いたことがないし、むしろ「彼がね…」と言って話しているほうがそそられる。大人の余裕というか落ち着きというか、色気のようなものが感じられる。
 そうは言っても自分に恋人ができたときに「彼がね…」と話すのを想像してみたら、まったく似合わない。だからといって「彼氏がー♡」などと言えるほどフレッシュさもないし…。今だったら「彼氏がー♡」と言ってもぎりぎり許されるのかな。どっちにしても期限は迫っているのだ。このまま「彼氏」と発声できる機会を失って、「彼」として呼ぶべき年齢になるまで待つしかないのか…。

 文章で書くときわたしはよく「恋人」と表記することが多いのだけど、それは単純に響きがいいからなのだ。「彼氏」よりも「恋人」のほうが、愛がある気がするんだもの…。(かといって愛人はそんなにねぇ…)。彼氏がスナック菓子だとしたら、恋人はあんまんだと思う。内にこもった温かさのようなものを秘めている感じ。
 男性はどうなんだろう?「彼女が…」と言うのを通り過ぎた年齢に達したとき、恋人のことをなんて言うのがふつうなんだろう。結婚していないのに「うちのヤツ…」というのはあまり聞かないし。パートナーとか?連れ、とか?個人的に呼ばれたら嫌なのは「相方」だなぁ。…などと考えているうちになんの迷いもなく過ぎていく、「フリー」という揺るぎないポジション。


    
 小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
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