小林リズムの紙のむだづかい(連載268)

小林リズムの紙のむだづかい(連載268)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。
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四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
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清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


小林リズムさんが八月九日「ミスID」2014にファイナリスト35人中に選ばれました。
http://www.transit-web.com/miss-id/


小林リズムの紙のむだづかい(連載268)
小林リズム
  【胃袋でもつかめない】

  

   一人暮らしをはじめて、部屋の掃除にハマり「いつでも恋人が来てOKなお部屋♡」にはなったのだけれど、自炊はいまだにできていない。作れる…というより、かろうじて食べられるのがオムライスとゆで卵とチャーハンくらい。あと、焼きそばとうどん。これじゃあダメだと思いつつも、なかなかね…。友達にカレーやシチューを作って食べてもらったことがあるのだけど、カレーは「なんか質素な味…」そしてシチューに関しては「足みたいな味がするんだけど…」と言われてしまい、絶句した。確かに食べてみたら、小学校の頃の身体測定の日に、みんなが裸足で保健室に入っているときのような味だったよ…。きっとセンスがないのだと思う。

 「どうしたら自炊ができるの?仕事して家帰ってきてまた仕事するんだよ(言い訳)。野菜切るのすら面倒くさいよ」
とぶつぶつ文句を言うわたしに、友達が「野菜を切ってラップにくるんで冷凍庫に入れておけばいいんだよ。お金ないならお惣菜買ったりしないでそのくらいしないと!」とアドバイスしてもらったので、休みの日にピーマンやネギやエリンギやらをまとめてカットし、ラップにくるんで冷凍庫に保管しておいた。
 そういえば、わたしがもっとズボラだったとき(といっても5か月前くらい)、冷凍バナナを食べたいと思って買ったのだけど、切るのが面倒で皮のついたバナナをそのまま冷凍庫に入れたことがあった。そして今度は食べることも忘れていて、3日くらい経って
確認したところ、冷凍庫のなかでもバナナは黒く変色していたのだった。しかも、凍ったバナナが冷凍庫に付着して取れなくなっている。どんなに頑張って引っ張っても、皮つきの冷凍バナナはびくともしない。わたしは恐ろしくなって冷凍庫を開けることすらしなくなった。それから2週間ほど経って友達が泊まりにきてバナナを見て驚いていた。「なんでこんなところにバナナがあるの…?」と目を見開いていた。わたしが冷凍バナナになり損ねたエピソードを話すと、彼女は黙ってバナナをわしづかみにし、一生懸命に引っ張ってくれた。そのうち「取れない…」と笑い出し、かと思えばヒートアップして「うぐぐっ」と呻きながら引っ張り、それを繰り返しているうちについにバナナが取れた。
「…!!!クララが立ったーーー!!!クララが!!!」
みたいな喜びと衝撃が走った。以来、バナナを皮ごと冷凍庫に放置することはしないと誓った。

 というわけで、冷凍庫にカットした野菜をラップにくるんで入れておいたおかげで、切る手間が省けてチャーハンとオムライスと炒め物を作る回数がアップしたものの、料理が上達したわけではない。なんか雑な味がする…。料理って人格が出るのね。困った。


 
   
 小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
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