小林リズムの紙のむだづかい(連載265)

小林リズムの紙のむだづかい(連載265)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。
清水正の著作はここをクリックしてください。

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四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


小林リズムさんが八月九日「ミスID」2014にファイナリスト35人中に選ばれました。
http://www.transit-web.com/miss-id/


小林リズムの紙のむだづかい(連載265)
小林リズム
 【どうせならレディーと呼ばれてみたいじゃない】

  

   1日にスカイツリーと東京タワーの両方を見る生活を繰り返している。今の職場が東京タワーが見える場所にあるというのと、わたしの住んでいるところからスカイツリーが見えるという単純な理由なのだけれど、夜の綺麗な東京タワーを見ると、ちょっと贅沢な気持ちになるのだった。端的に言うと、わたしはあまり治安のよくない場所に住んでいて、職場は富裕層系の人が住んでいる。だから、歩いているサラリーマンを見ているだけでもけっこう楽しい。

 歩き煙草、しわしわのスーツに、履きつぶした靴で歩いているサラリーマンは、わたしの住んでいる地域に多い。スーツの色は黒とか、黒地にストライプとか、ノーマルな感じだ。くたびれたオジサンたちなのだけど、歩き煙草を抜けばそんなに嫌いじゃない。
 一方で職場周辺は「ここって、ニューヨークかしら…?」と思うようなカッコイイサラリーマンが歩いている率が非常に高い。片手には煙草ではなく、スタバのコーヒーか、丁寧に縦長にたたんだ新聞を握りしめている。Yシャツの色も単純に白ではなくて、パステルカラーの淡いブルーとか、ピンクを選んでいて明るい。ネクタイも無地ではなくて濃いめの柄物を締めている人が多く洒落ている。そしてなんといってもこの時期は特に首に巻いているマフラーが粋で、とてもよく似合っているのだ。スーツを着ていない人のジャケパンスタイルで素敵。ベージュのパンツに黒のジャケットとかしゃんっと着こなしていて、髪の毛も清潔。こちらはオジサンというより紳士的なオジサマだ。

 けれど一番違うのは、着ている服の質でもセンスの良さでもなくて、なんといっても姿勢なのだった。セレブ地区は揃いも揃って歩いている人の姿勢が美しい。背筋がすっと伸びて歩いている人は、たとえ俯いていたとしてもすごくサマになる。一方で背中が曲がっている人は前を向いて歩いていても貧相な感じだ。前者が「憂い・愁い」なら、後者が「悲愴」というような言葉のニュアンスの違いというか…。そして思ったのだけど、やっぱり姿勢は大切だから、直せるだけ頑張って直したいな。単純にそれだけで、イメージってものすごく変わるのだ。少なくともオジサンとオジサマという違いくらいには。

   
 小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
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