小林リズムの紙のむだづかい(連載258)
小林リズムの紙のむだづかい(連載258)
清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演などを引き受けます。
Ｄ文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正・ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。Ｄ文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価（送料無料）でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。
清水正の著作はここをクリックしてください。
http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D
ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/
四六判並製160頁 定価1200円＋税
京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
『ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp
清水正へのレポート提出は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。
小林リズムさんが八月九日「ミスID」2014にファイナリスト35人中に選ばれました。
http://www.transit-web.com/miss-id/
小林リズムの紙のむだづかい(連載258)
小林リズム
【あざとさとナチュラルはワンセットでどうぞ！】
・すっぴん
意味：化粧をしていない状態（ノーメイク）のこと。
いわゆる「女子力が高い」と言われる女の子のブログを見ていると「すっぴん☆」というポップなタイトルでちょくちょくノーメイクの顔が公開される。10代の若い子にとどまらず、20代でも、美魔女と呼ばれる年齢の人にもいて、そのたびにおののく。もちろん、カワイイからである。「わー、かわいー♡」と女子がきゃぴきゃぴと憧れる可愛さ。なんといったって彼女たちにとっての「すっぴん」というのは、光を当てまくってくすんだ肌の色を飛ばし、黒目をやたらと強調するカラーコンタクトを装備したまま、ちゃっかりナチュラルなまつ毛エクステをつけている状態のことだ。そういう自称ナチュラル顔に、目をカッと見開いて息を止めて3秒の間にパシャリする。これぞ、女子力の鑑。けれど、そんなすっぴんに何の意味があるのか知りたい。
可愛いすっぴんを公開するというのは「お化粧＝仮面をかぶらなくてもワタシは可愛いですよ」というアピールの一種だと思うのだけど、かぶったままの状態をすっぴんと称して可愛いアピールをするのがあざとく見えてしまうのかもしれない。そして、あざとさといつもセットになっているポイントは、間違いなくこの「ナチュラル感」なのだと思う。
たとえば、もうだいぶ古いけれど、さとう珠緒の「もう〜ぷんぷん♪」がそれなりにネタとしてウケていたのは、あざとさを通り越してしまったぶりっこだったからだと思う。わたしは10代の頃アルバイト先で彼女にお会いしたことがあったのだけれど、本当にフツーな感じの人で、ぶりぶりしていなかった。マネージャーさんに「待ち時間３ぷんぷんだよ」と言われて「わかった」と素の笑顔で返していたところにも好感を持った。彼女の「もう〜ぷんぷん♪」は、決してナチュラルではなかったし、男性ウケもそんなによくなさそうだ。
そういえば何かの文章に「極度のぶりっこは厚化粧と同じ」だと書かれていたことがあった。なるほどなぁと思った。厚化粧も、ぶりっこも、派手で目立つけれど大してウケずに引かれてしまう。一方でナチュラルメイクやナチュラルぶりっこは「わたし、自然なの」風だけれど、実際はつくられているもの。でもウケはいい。そしてあざとい。でもこのあざとさって、自然と作られていたりもするんだよね。女性の本能？そりゃあ目の前に竹野内豊がスパゲッティーを持って食卓に運んできたら「もう知らない！」とか可愛く怒って家を出たりもするって。
小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか？」
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