小林リズムの紙のむだづかい(連載247)

小林リズムの紙のむだづかい(連載247)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。
清水正の著作はここをクリックしてください。

http://d.hatena.ne.jp/shimizumasashi/searchdiary?word=%2A%5B%C0%B6%BF%E5%C0%B5%A4%CE%C3%F8%BA%EE%CC%DC%CF%BF%5D

ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-masa.com/


四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp

清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


小林リズムさんが八月九日「ミスID」2014にファイナリスト35人中に選ばれました。
http://www.transit-web.com/miss-id/


小林リズムの紙のむだづかい(連載247)
小林リズム
 【銀行口座に数十万円振り込まれていた件】


   スーツ屋のバイトを辞めてすぐの頃、ATMでお金を降ろしたら、給料日でもないのに数十万円が振り込まれていた。目を疑って再び確認するも残高は変わらない。けれど、いったい誰がこんな額を振り込むんだろう…。1時間くらい真剣に考えて、でもやっぱり思い当たるふしがないので、とりあえず両親に確認した。
「ねえねえ、もしかしてお金振り込んでくれてたり…しない、よね?」
「なに?するわけないじゃんそんなの」
あっさり否定された。じゃあこのお金はいったい何だろう…。確かめようかなとチラッと考えてもみたのだけど、なんせ銀行の通帳がどこかへ行ってしまって見つからないし、正直なところ心当たりがないわけでもなかった。そう、ついこの間ネットの占いで「このホクロは借金を抱える傾向があるから良くない」と書かれているのを見つけて、3000円出してホクロを取ってもらったばかりなのだ。
「もしかして、これがホクロ除去効果…!?」
と信じ込んで、友達に自慢した。ねえねえ、聞いて!ホクロとったら銀行の口座にお金が振り込まれたの!これって、天からの恵みだよね?…聞かされた友人たちは口をそろえて「わたしもホクロのチェックしてみる…」と頷いていた。

 というわけで、とりあえず誰かわからない人がわたしの銀行口座に多額のお金を振り込んでくれたので、身に覚えはなかったけれど天からの恵みだと思って有難く使わせてもらった。お金の余裕は心の余裕に直結するよね、ほんと。

 けれど幸せは長くは続きませんでした。

 半月以上経った今日、判明。振り込まれたお金はどうやら掛け持ちしてやらせてもらっていたライターのバイトのお給料で、一ケタ間違えて多く振り込まれてしまっていたらしい。連絡をもらって、一瞬で目が覚めたのだった。アーメン。

 おかげで事態の深刻さににハタと気付いて(生活費残高よ…)、コラムの仕事を自ら志願し、カタカタと急ピッチで書き進めているのだった。やっぱり人間って追い詰められればなんでもできるのだ。むしろやるしかない。

248
   

小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
http://ameblo.jp/nanto-kana/

twitter:@rizuko21


※肖像写真は本人の許可を得て撮影・掲載しています。無断転用は固くお断りいたします。