小林リズムの紙のむだづかい(連載212)

小林リズムの紙のむだづかい(連載212)
清水正への原稿・講演依頼は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー宮沢賢治宮崎駿今村昌平林芙美子つげ義春日野日出志などについての講演などを引き受けます。

D文学研究会発行の著作は直接メール(qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp) で申込むことができます。住所、電話番号、氏名、購読希望の著書名、冊数を書いて申し込んでください。振込先のゆうちよ銀行の番号などをお知らせします。既刊の『清水正ドストエフスキー論全集』第一巻〜第六巻はすべて定価3500円(送料無料)でお送りします。D文学研究会発行の著作は絶版本以外はすべて定価(送料無料)でお送りします。なおД文学研究会発行の限定私家版を希望の方はお問い合わせください。
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四六判並製160頁 定価1200円+税

京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
ドラえもん』の凄さがわかります。
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清水正へのレポート提出は  qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお送りください。


小林リズムさんが八月九日「ミスID」2014にファイナリスト35人中に選ばれました。
http://www.transit-web.com/miss-id/

小林リズムの紙のむだづかい(連載212)
小林リズム
  【どうしたのガールへの道のり】
   


 相手に好印象を持ってもらうためには、相手の名前をひたすら連呼すればいいと何かのコラムで読んだのだけれど、それを見てああそういえばと思い出した子がいた。彼女はいわゆるモテ子で、それも「モテたい!」という願望がからきしないように見える得するタイプで、それでいて素直で邪気がないように感じさせる生まれながらにしてモテの宿命を背負わされた子なのだけれど、彼女は異性にだけでなく同性にも人気なのだった。この子をどうしても好いてしまう理由はなんだろうと考えてみたら、その魅力のひとつに彼女がしきりに「リズムちゃん、これ飲む?」とか「リズムちゃん、これどう?」とか名前を入れてくれることに気づいた。モテ子ちゃんは、名前を呼ぶのよ、それもかなりの頻度で。

 たとえば授業中に友達とおしゃべりをしているときでも、先生が突然自分の名前を呼んだら気づく。友達と話しているときに、別のグループの枠で自分の名前を出されたときにも気づいていないふうを装いながら、自然と耳がダンボになって内容をキャッチしようとしてしまう。人って自分の名前に、思っている以上に敏感に反応するようにできているのかもしれない。名前を呼ばれるということは存在を認識されているみたいで、他の誰でもない自分を指名してくれているようで、そしてそのかけがえのないワタシをないがしろにされない時点で、名前を呼んでくれる人の印象っていいよね、思いやりを感じる。

 それと同じような理屈で、名前を呼んだときにどうリアクションをされるのが「萌える」のかというのも話し合ってみた。「なに?」とか「はーい?」とか「ん?」とか、むしろ見つめるだけで無言とか、人によって名前を呼んだ時の反応はいろいろあるのだけれど、男女ともに評価が高いのって「どうしたの?」だよねっていう結論になった。もっというと、男性は「どした?」と軽やかに語尾をあげて優しさに満ちた感じで尋ねられるのがいいよね。そして女性は「どうしたの?」とこれまた優しげに首をかしげながら目をちょっと開いているのが可愛いよね。

 わたしはもっぱら「え、なに?」という色気のないリアクションが多くて、お母さんに文句を言われる。特に要件もないけれど話したくなって電話をかけたときに「え、なに?」なんて言われたらちょっと萎える。「何か用?」も冷たい。どうしたの?は相手の様子を伺うようで思いやりにあふれている感じが萌えるのかもしれない。「なに?」だったら自然と「何って…。何かないと電話しちゃいけないの!?」とイライラしがちだけれど、「どした?」だったら「えっとね、声が聞きたかったの…」なんて素直に言えたりするかもね。

 というわけでそこのところを気を付けて、これからは「どうしたのガール」でいこうと思います。え?そんな怪訝そうな顔して…どうしたの?

小林リズムのブログもぜひご覧ください「ゆとりはお呼びでないですか?」
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