結成四十周年 我孫子市書道連盟展

台風も通り過ぎたようなので、我孫子エスパまで歩いてロッテリアでアイスコーヒーをすすりながら『浮雲』論を執筆。一時間ほど書いて我孫子市民プラザ・ギャラリーを覗く。 「結成四十周年 我孫子市書道連盟展」が開催されていた。観ていると、とつぜん「先生」と声をかけられる。誰かと思えばご近所の児玉さん。はじめ何のことやらわからなかったのだが、児玉さんは書家でこの展示会に出品していることが理解できた。児玉さんの作品を拝見しながら説明を聞く。その後、出品作品について説明を聞きながら、「我孫子市書道連盟」四十年の歴史についても話を聞くことができた。初代会長吉野青雨に触れたときに、「現在の会長さんはどなたなんですか」と質問した。すると児玉さんはさりげなく写真を指さされた。そこには現在の会長として児玉壽雲とあった。失礼ながら、児玉さんが会長を務められているとは存じなかった。雅号の壽雲は、初代副会長二階堂玉雲からいただいたということであった。わたしは高校時代の書道の先生から清水空雲という雅号をいただいた。空雲という名前をわたしは気にいっている。生意気な生徒で、なぜ書は黒い墨で書かなければいけないのだ、などと言っていたのだが、今は、書道教育に情熱をおしみなく注いでいた先生を懐かしく思い出す。
児玉壽雲氏とその作品