ユッキーの紙ごはん(連載14)
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【恋愛に喩えられたってわかんないよ】
ユッキー
せっかくだし(?)前回に続いて就活ネタでいこうと思うのだけど、なにせ5日間もインターンでお世話になった企業にお礼状を出し忘れている私なので( 「インターン お礼状 遅れ」 などというキーワードで検索した結果とても焦っています)、就活とは何ぞやということは話せない。
就活系のイベントで出会った人たちの中で、今も連絡を取り合っている人はたった一人しかいない。
この前その友人と話していて、「就活で知り合う人たちってリア充多くない?」という話になった。
これ本当。
そもそも就活で知り合った人間たちの間で交わす話題の選択肢は少なくて、①就活のこと ②大学のこと ③恋愛のこと しかない。①は場の空気が暗くなるので暗黙の了解で却下され、②はネタが尽きるのが早い。ていうか他大学にそこまで興味ないし、みたいなムードがある。となると、あとは③恋のお話をするしかないじゃないですか。そこで明らかになるリア充の多さ。
前述したインターンの打ち上げでも、15人くらいいたので3つのグループに分かれての会話に自然となったのだが、全てのグループが恋愛話に花を咲かせていた。するとまあ恋人持ちの多いこと多いこと。しかも長い付き合いの彼女がいる上に彼女に内緒で女友達と出かけることなんてざら、みたいな高レベルのリア充ばかり。
「なんでなんだろう」と、就活系で出会う人にリア充が多い理由を、友人と分析した。
友人はしばらく考えたのち、言った。 「やっぱさあ、3年生のこの時期から積極的に就活に動いてる人って、意識も高いし行動力もあるし、自己分析もしっかりできてるよね。自分に何が向いてるか考えて、その上でやりたいこととかちゃんと決めて、動いてるじゃん。そういうのって恋愛においても強みじゃない?」
そういえば、就活は恋愛と同じだ、みたいな話をよく聞く。だから志望動機にしたって、「働かなきゃいけないからに決まってんじゃん!」とか「メーカーに入りたいからです!」とか「給料が高いから良いなって」とかって言うんじゃダメ、そんなの「やっぱり生物だし繁殖しなきゃいけない!」とか「かわいい女の子と付き合いたい!」とか「お金ある男ってステキよね」とか言うのと同じことで、「なにそれ、そんなの私(僕)じゃなくてもいいじゃん! 他あたれボケナス!」と振られるでしょう。っていうのが、就活は恋愛と同じだ論。
話は戻り、私は友人の分析に納得するとともに、けっこう耳が痛かった。
私、そんな立派なことを考えて動いているわけじゃないや……。
1週間遅れだという事実におっかなびっくり、便箋とボールペンを取り出す。遅れたけど、なに今更って思われるかもしれないけど、お礼状を書こう……。
デートプランまで考えてデートしてくれて、交通費や食費まで出してくれた相手には、「今日のデートありがとう」ってメールしなきゃ感じ悪いのと一緒……遅れた時点で感じ悪いけど出さないよりはマシ……と自分を勇気付けることにしよう。
そんなデート、してもらったことないけどね!
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