日芸魂の交流会・ジャカルタ新聞副編集長の硨島克彦さんが日芸に

昨日は一年ぶりの再会となるジャカルタ新聞副編集長の硨島克彦さんと栗原貴志さんが日芸を訪れた。硨島さんは文芸学科で特別講座のためもあって来日、インドネシアで大学の講師を務めるディナルさんと同行。硨島さんは文芸学科の卒業生、栗原さんは放送学科の出身で同学年、硨島さんの無二の親友である。去年は江古田の居酒屋鳥忠で飲みまくったが、今回は同心房で飲むことになった。硨島さんを特別講座に呼んだ山下聖美さんと学科事務の林良重さんをまじえた総勢六名の飲み会は、日芸魂の交流会とあいなった。「人生は金だ」と豪語する魂の人・栗原貴志さんは名前の通り貴い志をもった情熱家で、飲むほどに「人生は愛とギャンブルだ」と、卓球戦士のごとき返しの速さで場を盛り上げた。

九月には日芸図書館企画の林芙美子研究プロジェクトで館長の小生と図書館課長の戸田浩司さん、研究メンバーの山下聖美さん、それに文芸評論家の山崎行太郎さん、実存ホラー漫画家の日野日出志さんが同行してインドネシアに行くことになっている。硨島さんにはカタログ雑誌『世界の中の林芙美子』にも執筆を快諾していただいている。インドネシアでのシンポジウムはかなり盛り上がる感じがしてきた。硨島さんには大々的に宣伝してもらうことになった。日本とインドネシアの文化交流のためにも、今回の飲み会は重要な役割を果たすことになったと思う。四時間以上の飲み会に終始、穏やかな笑顔で参加されていたディアルさんは、この日、異常に盛り上がった飲み会におけるオアシスのごとき存在であった。彼女の屈託のない大らかな笑い声に包まれて、わたしたちの熱い夜は楽しくアッという間にすぎた。

日芸の図書館長室で。右より硨島克彦さん・ディナルさん、栗原貴志さん。

同心房で飲み会


帰りの電車の中で。硨島克彦さんと山下聖美さん

小生と栗原貴志さん、ディアルさん。