しりあがり寿さん、手塚能理子さんと飲み会

図書館長室で三十分ほど話した後、東陽片岡さん、平塚新太郎さん、宮本千愛さんは仕事でお帰りになった。しりあがり寿さんと手塚能理子さんは学生さんたちとの飲み会へ。芸術祭の準備期間と重なり、学生の参加がないということで急きょ予約してあった場所「あぶりや」へ行くことに。学生は文芸学科の高橋くんと写真学科の茜さんと木の実さん。手塚さんとはじっくり話す機会がなかったので、この日はマンガの<王道>をめぐって熱く語った。「ガロ」の名物編集長長井勝一さん亡き後、手塚能理子さんの果たした役割は大きい。売れることに重点を置いたマンガではなく、妥協のない表現のマンガが求められている。大学でマンガが講義の対象となるということは、商業ジャーナリズムから離れて、マンガの独自の表現を考え、創作するということを意味する。大学におけるマンガ教育はこれから大いに議論されなければならない。