十月十八日、文芸学科の専門講座「文芸特殊研究Ⅰ」はオムニバス授業。この日はしりあがり寿先生の担当日。青林工藝舎代表取締役の手塚能理子さん、漫画家の東陽片岡さん、流しの新太郎さん、歌う漫画家の宮本千愛さんがゲスト。豪華な顔ぶれ。私は三時からの図書委員会の後、教室に駆けつけた。手塚さんと東陽さんの掛け合い漫才のような流暢な会話で授業がすすんだあと、流しの新太郎さんとお弟子さんの千愛さんの歌が披露された。千愛さんの「テネシーワルツ」に続いて、新太郎さんの「風雪ながれ旅」。教室が一瞬のうちに吹雪舞う東北の時空へと変容した。
千愛さんは壇上からしりあがり寿さんの似顔絵を描いていた。東陽さんの歌も披露された。東陽さんは美声の持ち主、声だけを聴いているとアナウンサーのようだ。とにかく面白い授業であった。今回は授業の模様を紹介する。
手塚能理子さん(左)と東陽片岡さん(右)
宮本千愛さん(左)、新太郎さん、手塚さん、東陽さん。
千愛さん、新太郎さん。新太郎さんの人生は<流し>そのもの。歌は魂の震えが声になって伝わるもの。
しりあがり寿さん。ゲストを迎えたときのしりあがりさんの穏やかな聞く姿はいいですね。信頼関係ができていないとこの穏やかさはでないものです。
千愛さんの絵は、しりあがり壽さんの特徴をよくとらえていました。
しりあがり寿さん。
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