「写心クラブらっく」(代表・三好康浩氏)の第7回写真展を観る

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京都造形芸術大学での特別講座が紹介されていますので、是非ご覧ください。
『ドラえもん』の凄さがわかります。
http://www.youtube.com/watch?v=1GaA-9vEkPg&feature=plcp
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 『世界文学の中のドラえもん』 (D文学研究会)

全国の大型書店に並んでいます。
池袋のジュンク堂書店地下一階マンガコーナーには平積みされていますので是非ごらんになってください。この店だけですでに?十冊以上売れています。まさかベストセラーになることはないと思いますが、この売れ行きはひとえにマンガコーナーの担当者飯沢耕さんのおかげです。ドラえもんコーナーの目立つ所に平積みされているので、購買欲をそそるのでしょう。
我孫子は北口のエスパ内三階の書店「ブックエース」のサブカルチャーコーナーに置いてあります。
江古田校舎購買部にも置いてあります。

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四六判並製160頁 定価1200円+税



「写心クラブらっく」第7回写真展を観る

我孫子市民プラザ・ギャラリーで開催中の「写心クラブらっく」第7回写真展を観る。会場を一回りして、あたかもテーマが統一されているかのように感じた。〈時〉ーー人間はわけもわからずこの地上世界に投げ出され、結局は死んでしまう存在である。今回の写真展を観て、作家の一人ひとりが自分の人生を真摯に見つめている姿勢が伺えて、身のひきしまる思いがした。写真は現実世界の瞬間を切り取り、新たに現象させる行為であるが、題材が海であれ、樹木であれ、一本の蝋燭の火であれ、そこに過ぎゆく〈時〉の不思議と神秘を感じずにはおれない。写真には作家の人生に裏打ちされた哲学が込められている。〈時〉と対話し、誕生から死へといたるつかの間の〈時〉(人生)を愛おしみ、受け入れる諦念が、大げさな声高な主張としてではなく、静謐な祈りの境地に昇華されている。久しぶりに落ち着いた高貴な気分を味わうことができた。
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「夏のなごり」後飯塚恒夫
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「波頭の造形」澤田邦亮
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「雄叫び」三好康浩
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「時は流れて」濱本和夫[f:id:shimizumasashi:20120930144152j:image]
「冬の源流」山崎哲雄
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「蜃気楼」西津健
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「帰り船」永森志郎
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開催期間は9月28日〜10月3日まで、ぜひご覧ください。