坂本正直画伯関連の葉書など寄贈される

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日芸・図書館ニュース
去る二月八日、アメリカ合衆国州立ハワイ大学図書館の日本コレクションより、「林芙美子の芸術」の寄贈願いがあったので、さっそく拙著『林芙美子と屋久島』『林芙美子「浮雲」放浪記№1』とともにお送りした。ハワイ大学の日本コレクションは「社会・人文科学を中心に、日本関連の多様な研究分野での学習・研究・調査に必要な文献提供を通し、日本研究への支援、サービス研究をしている」とのことである。日芸図書館発のカタログ誌「林芙美子の芸術」は日本国内の図書館のみならず、世界各国、特に東南アジアの図書館へも送付している。来年は林芙美子生誕110年を記念して第二弾「林芙美子研究」を企画し、今から準備している。より充実した内容にしたいと考えている。

所薫子氏より本学部木村三郎教授（一般教育外国語・図書委員）を通して、昨年逝去された坂本正直画伯が所蔵されていた葉書、書簡が日芸図書館へ寄贈された。戦前・戦後にかけて活躍された須田國太郎、山口薫、三岸節子、海老原喜之助、北脇昇、津田清風、佐藤忠良など日本の現代美術にかかわった作家たちとの交流を伝える歴史的にも価値のある貴重な資料である。