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清水正の著作 D文学研究会発行本 グッドプロフェッサー
「文芸批評論」はドストエフスキーの作品を主に題材にして授業を進めているが、当ブログでは「マンガ論」の授業内容は紹介しているが、この授業はまったくと言っていいほど取り上げていない。ただし、今年は「マンガ論」「雑誌研究」とこの「文芸批評論」の授業はすべてビデオ撮影してある。今年最初の「文芸批評論」は十二月十日に行ったが、ソポクレスの「オイディプス王」をとりあげた。十六年前に七百枚近くの『「オイディプス王」を読む』を刊行したが、これについて授業でとりあげることはなかった。昨年、大地震・津波・原子炉爆発と続いたので、その関連で「オイディプス王」をとりあげようと思った。昨年暮れから本格的にこの作品を取り上げたのは、実は『ドラえもん』にある。ベトナムでこの作品が大人気であること、ベトナムの日本料理店「どらえもんかか」に三度も足を運んだことなど、もあって、まずは『ドラえもん』論を書き始めて、今は『アポロンの地獄』を批評することになった。『ドラえもん』をドストエフスキーの文学やソポクレスの『オイディプス王』などと関連づけて『世界文学の中の「ドラえもん」』を刊行する予定で進めている。