『アポロンの地獄』論執筆に明け暮れる

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清水正の著作   D文学研究会発行本   グッドプロフェッサー
昨年の十二月十五日から書き始めたパゾリーニ監督の『アポロンの地獄』論は今年に入っても終わらない。十六年前、二か月もかけずに書き上げた『「オイディプス王」を読む』も視野にいれての執筆で、今回は時間がかかりそうである。「映画芸術」(1968年12月号)に掲載されたシナリオをテキストに批評を展開している。現在百五十枚ほど書き上げた。

なにもかも知っているイオカステが妖しい魅力を放っている。人間、神、神々、時のドラマティックな関係の渦の中に呑み込まれて生きるオイディプス。人間の永遠の問題をソポクレスは描き、パゾリーニは映画にした。批評はそれらを題材にして再構築をはかる。