「マンガ論」は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」とつげ義春の「ねじ式」

本日の「マンガ論」は宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」とつげ義春の「ねじ式」について講義する。大半を「銀河鉄道の夜」について費やしたので「ねじ式」に関しては詳しく語ることはできなかった。拙著「つげ義春を読む」(現代書館)の「ねじ式」論を参照してください。





受講生の感想
ユダヤキリスト教の神と日本の神の話が自分で勉強したときはよくわからなかったのですが、先生の話はわかりやすくてやっと理解できました。
ヨハネ銀河鉄道を絡めていたのが、自分にはない解釈だったからもう一度読み直したいと思います。
(文芸 西村夢音)

銀河鉄道の夜』のジョバンニは、どうしてカンパネルラをそんなに慕っていたのだろう(イジメられてたのを助けてくれたわけでもなさそう)ということがギモンに残った。宮沢賢治は妹を亡くしているからその悲しみがジョバンニの慟哭なのかもしれないと思った。カンパネルラが助けようとしたのがジョバンニではなくジョバンニの闇の部分であるザネリだったのも不思議だと思った。
(文芸 高橋加奈)

ジョバンニの、「ほんとうの幸せならさそりに100回灼かれてもいい」に対してカンパネルラが「ぼくだってそうだ」と言った時、彼はザネリをたすけて死んだのだと思った。
ジョバンニの闇であるザネリが助かったが、ジョバンニが好きなカンパネルラは死んだということは、ジョバンニしか世界に残らなかったのか!
もっとたくさん感想はあるのですがまだまとまりません…。
(音楽 黒川遼)

今日は授業中に銀河を旅してしまいました。
(美術 上村千沙)

純文学作品はどれも同じように素晴らしいんだと思っていたけど、書いた人間と同じで血が通っているものなので、1つ1つ違うんですね。作品を楽しむために、作者のことを知るのも必要なのだなと思いました。
(文芸 結城花香)

銀河鉄道の話がおもしろかったです。神へ近付こうとしたジョバンニやザネリの存在、すごく納得しました。
(文芸 郄橋亜衣)

ザネリが、ジョバンニの影の部分であるという説に、ひどく納得しました。カンパネルラは、ジョバンニの影に気づいていたのかもしれないと感じました。
(演劇 蒲池あかり)

論題であるはずの『ねじ式』は今までにないくらい不気味で謎だらけで整合性のないストーリーに見えました。そうかぁ、夢だったのかと納得です。『銀河鉄道の夜』の話も面白かったのですが、このマンガの謎が多すぎでぜひもっと説明が欲しかったです。
(文芸 梅野慎依子)

ねじ式』…怖いです。。。しかし先生が面白いのでプラマイ0です!
(演劇 篠原悠伸)

先生の話を聞いて、私も「メメクラゲ」ではなく「××クラゲ」の方が、この作品に適していると感じました。
マンガ家の先生も、商業的であるべきであるけれど、自身の意見を少しは通してほしいと思いました。
(文芸 高橋将人)

私は昔からあまり有名な作品は好きじゃなかった。というのも批評を読んでもどうもしっくり来ないものが多く、『銀河鉄道の夜』もその1つだったのだけれど、今回清水先生の講義を聞いてなるほどと思わされてしまった。もう一度『銀河鉄道の夜』を読んでみたくなった。
(映画 岩間美香)

表面的なものだけでなく、その裏に秘められている“闇”の部分を読みとれるようになりたいです。もう一度『銀河鉄道の夜』を読み返してみようと思いました。違った見方が見えてくるかも。
(文芸 菊池千夏)

銀河鉄道のジョバンニがオイディプス的野望を持っていた、というのは新しい考え方でした。ただ気の弱い少年と、何でも素晴らしいカンパネルラという二人の関係にばかり気を取られてしまいました。
(文芸 山田佑美)

銀河鉄道の夜』は子供向けの文庫でしか読んだことがなかったので、他のバージョンがあるとは知らなく驚いた。
生と死のはざまなど、解釈というものはいろいろ考えさせられます。
(演劇 鹿山結加里)

銀河鉄道の夜』の母が死んでいるという説は知っていました。しかし、今日の講義をきいてもう一度読み直そうと思いました。
(演劇 毛利悟巳)

先生のフィルターを通すと、どんな漫画でも全く別の世界が現れるんだなと思った。想像力の凄さを感じた。
(写真 増渕宏輝)

ジョバンニをとても親想いな優しい少年だと思いこんでいましたが、今日の授業で彼の心の曲を知りおどろきました。もう一度読みます。
(デザイン 進川葉子)

銀河鉄道の夜』は、とても好きです。からめ合わせて話をきくのが面白かったです。
(演劇 成田颯太)

メメクラゲが元は××クラゲだったと知り、「OX方式を応用したものです」につながるな、と思いました。婦人科医の科白が空白になっているところは、本来はどのようなことばが入るのでしょう。
(文芸 出口奈津実)

銀河鉄道の夜』読んだことはありませんでしたが、色々怖い作品でした。あんな有名な作品なのに、主人公に底知れぬ恐怖を覚えました。
(文芸 古谷麻衣)