書斎の片付け漸く終える

地震で書斎は落下した本でメチャメチャ。十二日、十三日、十四日、そして本日十六日、丸四日かけて漸く書斎らしくなった。庭にプレハブ二棟を本の倉庫にしているが、ここもすでに満杯状態。十五畳ほどの書斎はここ数年間物置と化していたが、今日午後八時近くまで作業を続けてようやく書斎の顔を取り戻すことができた。慣れぬ肉体労働でからだのあちこちで筋肉痛を起こしている。
整理していると思いがけないものが出てくる。その一つが「アンナ・カレーニナ」論と「銀河鉄道の夜」論の直筆原稿である。ここ二十年ほど原稿はワープロ、バソコンを使っているので、直筆で原稿を執筆することはない。
膨大な本の整理をしていると、やっぱりこれからは電子書籍だなと、つくづく思う。本に関しては手作り本をつくるほどに愛着があるが、本をきちんと使えるように整理するためには広大なスペースを必要とする。本を何重にも積み重ねて保存していても、いざという時に使い物にならない。本はその都度、必要があって購入しているから、手に取るとなかなか捨てることできない。結果、整理不能なほどに膨れ上がる。さて、どうするか。