図書館運営委員会の後、写真学科研究室を訪問

九日午後二時半より館長室で図書館運営委員会を開催。副館長の高橋則英写真学科教授と戸田浩司図書館事務課長と三人で、たっぷり時間をかけて三月十五日に予定された図書委員会の打ち合わせをする。その後、高橋教授と閲覧室、戸田課長と三人で貴重図書室やマイクロフィルム室をのぞいて、問題点などを検討する。今後、密に打ち合わせを重ね、図書館運営に活かすことを確認する。
高橋教授の案内で、写真学科研究室が所蔵する貴重図書や卒業制作作品やオリジナル写真を見せてもらう。写真学科主任の鈴木孝史教授も加わり、高橋教授の情熱的な解説を聴きながらの充実した一時間を過ごした。

館長室で高橋則英副館長と。撮影は戸田浩司図書館課長。

館長室で戸田課長と。以下写真撮影は清水正

閲覧室で。

マイクロフィルム

マイクロフィルム

貴重図書室

写真学科主任鈴木孝史教授

写真学科研究室所蔵の貴重図書

図書を解説する高橋教授











昭和三十九年卒業生の卒業作品を見せてもらう。卒業制作の収集は昭和二十七年からということで、写真学科の歴史を感ずる瞬間であった。







写真学科研究室前のフロアには金丸重嶺に関する遺品(愛用のカメラや愛読書など貴重な品々)が展示されている。ウキペディアには次のように紹介されている「(かなまる しげね、1900年 - 1977年)は、新興写真を代表する写真家。商業写真・広告写真分野の草分け。『新興写真の作り方』を著し、モダニズム写真を広く紹介。1939年に日本大学芸術学部写真学科(江古田)を創設。1972年、同大学に渡辺義雄とオリジナルプリント収集準備会を発足。『岩波写真文庫』の写真記録を担当した岩波映画製作所の近現代日本の写真記録、旧岩波コレクション(幕末明治期写真関係資料)をはじめとした写真コレクションの基礎を築いた。」
高橋教授によると「・・・『岩波写真文庫』の写真記録を担当した岩波映画製作所の近現代日本の写真記録、旧岩波コレクション(幕末明治期写真関係資料)をはじめとした写真コレクションの基礎を築いた。」は、「・・・旧岩波コレクション(岩波映画製作所旧蔵・幕末明治期写真関係資料)をはじめ、国内外の写真家のオリジナル写真作品コレクションの基礎を築いた。」とした方が正確ということでした。

高橋教授の説明を聴きながら、写真学科の先生方が歴史・伝統を大切にして、創設者金丸氏の精神を学生に伝える情熱と誠意を強く感じた。