日芸・大ホールでの「糸井重里のワークショップ」に行く

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三月五日、ほぼ日刊イトイ新聞糸井重里氏がわが日本大学芸術学部江古田校舎で ワークショップを行うというので出かける。十二時開演ということだったが、大学に着いたのが十二時半、研究室に寄ってから、大ホールへ向かうがポスター一枚張ってないので、まるで何もやっていないかのような静かさである。ホールへ入って受付のひとに案内されて会場の指定の席へ。扉を開けて会場へ入るとすぐに、放送学科主任の鈴木康弘教授が近づいてきて「「江古田文学」は糸井さんへ渡しておきました」ということであった。実は前日の四日に、糸井氏がシルク・ドゥ・ソレイユの創設者と対談された記事に関する批評を掲載した「江古田文学」を鈴木さんから渡しておいてもらうように頼んでいた。

公演中の写真撮影は許可されなかったので、残念ながら糸井氏の公演中の表情を紹介することはできない。一時十五分、真後ろに座っていたひとと、一時間ほど自由に会話してくださいという面白い提案が糸井氏よりなされた。わたしの相手となったのは日芸のいのうえさん。大ホールを出たところで、鈴木康弘教授、中町綾子教授に入ってもらって記念撮影。お昼時だったので長寿庵で食事しながら話をする。「マンガ論」を受講したかったが、時間の都合でとれなかったというので、「雑誌研究」の受講をすすめたりする。
一時間はあっという間に過ぎ、再び大ホールへ。糸井氏は会場で初めて会った二人の一時間の経験を舞台にあがって披露してもらうことにする。何十組ものひとたちが次々に舞台にあがって、糸井氏の質問に答える。さまざまな〈経験〉が語られ、会場の参加者から笑いや拍手がたえない。ここではいちいち紹介しないが、すばらしい時空を共有できた。三時に終える予定のワークショップは五時を過ぎても終える気配がなく、わたしは五時過ぎ、最後の組が壇上にあがって話を始めた時点で大ホールを後にした。印象としては、一時間オーバーぐらいで終えていれば大成功だった気がする。いずれにせよ、四百名近くのひとたちを糸井ワールドの世界へと誘い込んだ話芸には感心した。
当日の詳しい模様はここをクリックしてくださいhttp://www.1101.com/cgi-bin/photolive.cgi?p=110305nuart&dt=20110305113725&ob


会場の大ホール

鈴木康弘教授 いのうえさん 清水正 会場の大ホールの前で

いのうえさん 清水正 中町綾子教授

大ホール