「和紙展」の主宰者とお会いする

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一月二十五日はエスパに行き、先日お会いできなかった主宰者の横瀬貞子さんにお話しをうかがうことができた。先日、ブログに載せた記事を見せようと、会場前のパソコンを使ったが、使い方を説明するひとはなく、苦労の末にようやくグーグルで「清水正ブログ」を開いてみれば、なんか制限をかけているらしく結局たちあげることはできなかった。受付のひとに聞いてもらちがあかない。パソコンは我孫子市の管轄下にあるらしく、パソコン使用の説明はいっさいなかった。まさに御役所仕事の典型で腹立たしくなる。この日、エスパに同行した荒岡保志さんは怒る前にあきれていた。ついでに書いておけば白樺文学館も我孫子市が運営するようになってからブログ記事はいっさいなくなった。どういう運営をしているのか、情熱もなにも感じない。我孫子は北の鎌倉と言われ文化的な味わいのあるまちだが、我孫子駅エスカレーター設置場所では連日始発時から最終まで、ベルトにおつかまりくださいとか、黄色い線内にお乗りくださいとか、まるで幼稚園児を対象にしたような放送を垂れ流している。我孫子駅でのこの放送にはいつも不快感を感じる。ちなみに隣の柏、お茶の水のかなり長いエスカレーターでもこんなばかな放送は垂れ流していない。我孫子の文化度の高さはこの幼稚園なみの放送でだいなしである。〈静かさ〉がどれほど求められているか、我孫子駅の責任ある立場にあるものは少しはかんがえたらよかろうと思う。
初対面の横瀬さんと名刺交換した後、和紙絵の作り方などを説明していただく。いっさい鋏などは使わず、すべて手で和紙をちぎり、ノリ付けしていくということであった。横瀬さんは「社団法人 日本和紙絵画芸術協会理事」といういかめしい肩書を持つが、話をうかがっているときに見せる表情には厳しさと同時に創作家らしい優しさがにじみ出ていた。

作品を前に記念撮影。撮影・荒岡保志
「香緑会」主宰者の横瀬貞子さんに御話をうかがったあと、記念撮影。撮影・荒岡保志