江戸東京博物館の企画展「林芙美子と東京放浪」
清水正への原稿・講演依頼はqqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。
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清水正の著作 D文学研究会発行本 グッドプロフェッサー
二十二日は午後二時前両国駅から江戸東京博物館へ。企画展「林芙美子と東京放浪」を見る。来年は林芙美子没後六十年。私は『林芙美子と屋久島』を刊行する予定で進めている。企画展は『放浪記』刊行八十年ということで、あくまでも『放浪記』を中心に構成されていた。林芙美子と言えば『放浪記』ということになっているが、私は林芙美子の文学を『浮雲』を中心において検証しようと考えている。毎日のように『浮雲』について書き続けているが、この作品の重要さははかりしれない。この日は林芙美子の『放浪記』を修士論文のテーマとする藤野智士くんも同行したので、たっぷり時間をかけて展示物に眼をこらした。