まつもと市民芸術館で『罪と罰』の講演

二十四日は四時半に特急あずさで松本駅に着く。ホテルにチェックインして五時半にまつもと市民芸術館に着く。広報の今井浩一さんに支配人の箕島裕二さんと制作ディレクターの笛木園子さんを紹介していただく。笛木さんに芸術館を案内していただいた後、『罪と罰』の舞台稽古を見る。講演は七時から八時半過ぎまで、質問を受けた後、ロビーで歓談した。今井さんが作成したチラシと当日の模様を写真で紹介します。

まつもと市民芸術館レジデントカンパニー公演『罪と罰』関連講座
ドストエフスキーなんてこわくない
清水正の世界でいちばん楽しい『罪と罰』の話
宮沢賢治、映画、ビートたけし、漫画、プロレスetc.も飛び出すか?!〜
11月24日(水) 19:00スタート(開場は18:30)
入場無料/まつもと市民芸術館小ホール
皆さん、12月11日から16日に、まつもと市民芸術館レジデントカンパニー公演『罪と罰』があるのはご存知ですよね! 「いつもレジデントは観ているけれど、ドストエフスキーなんて難しそうだから、今回は…」なあんてお思いの方、いらっしゃいませんか? 確かに“文豪”“ドストエフスキー”“罪と罰”こんな三つの重厚なる単語が並んだだけで、ちょっと気後れしてしまうのも分からないではありません。しかし! この方のトークを聞けば、きっと『罪と罰』が身近になる、ドストエフスキーに親近感が湧いてくるはずです。
講座を行なってくださるのは、日本大学芸術学部文芸学科、清水正(まさし)先生です。長きにわたってドストエフスキー研究の第一人者ながら、宮沢賢治をはじめ映画や漫画なども研究対象とされている幅の広さ。先生いわく「罪と罰は、現代の引きこもりの青年の物語そのもの」だとか。多角的な話題、ユーモアたっぷりの語り口で、『罪と罰』、ひいてはドストエフスキーの面白さに触れられること、受け合いです。
罪と罰』、読破しないまま、おうちの本棚に眠っていませんか? あるでしょ? それをもって、ぜひともこの講座に、芸術館に足を運んでください。
なお、参加ご希望の方は、まつもと市民芸術館にお申し込みください。
まつもと市民芸術館「世界でいちばん楽しい『罪と罰』の話」係
お問合せ・お申込み 電話0263-33-3800
しみず・まさし●1949年我孫子市生。日本大学藝術学部文芸学科卒。現在、日本大学藝術学部文芸学科教授。日本大学大学院芸術学研究科教授。所沢校舎で「マンガ論」を担当、つげ義春日野日出志浦沢直樹業田良家白土三平等のマンガ作品を、江古田校舎で「文芸批評論」を担当、ドストエフスキー宮沢賢治等の作品を講じている。文芸批評家。



まつもと芸術館応接室にて。広報担当の今井さんと制作ディレクターの笛木さん。

芸術館の壮大な規模の舞台

罪と罰』の舞台稽古現場

罪と罰』の舞台稽古現場

罪と罰』講演

内田魯庵丸善版『罪と罰』を手に





ドストエフスキーの話をすると体温が二度あがるその光景をご覧ください。














講演後、ロビーでの光景。

「贋作・罪と罰」(NODA・MAP)に出演した女優の田岡美也子さんと。




講演後、ロビーで話す。

講演後、ロビーで取材を受ける。