板橋一男さんが日芸・所沢校舎で講演

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板橋一男さんが日芸・所沢校舎で講演。「マンガ論」の受講生を中心とした学生たちが集まった。板橋さんは石ノ森章太郎萬画館・前館長で、萬画館ができるまでの経緯について豊富な資料に基づいて話された。あっという間の九十分で、心地よい緊張が持続した。準備期間五年、館長として十年にわたって石ノ森萬画館の運営をまとめて来た実績があるだけに話は重厚で説得力にあふれていた。総合プロデューサーであった原孝夫さんの人柄やエピソードなど、面白い話が続いた。夢を実現するために、何をなすべきか。ことを始める前に諦めてしまう人間は多い。自分の夢を現実化するための情熱、工夫、ひとを巻き込む力がなければならない。企画が大きくなればなるほど、行政に働きかけ、資金を引き出す努力も必要となる。石巻のひとたちが、原孝夫さんの夢にまきこまれ、その夢を共にしてきたプロセスが生々しく伝わってきた。講演が終わった板橋さんと航空公園駅近くの居酒屋で三時間ほど話したが、アルコールが入ってさらに面白い話が展開された。残念ながらそれらの話は公表できない。