池上本門寺御会式へ行く

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清水正の著作   D文学研究会発行本

十月十二日は江古田での授業を終えて池上本門寺御会式へ。七時半、予約しておいたインド料理店でまずは生ビールと肉料理で腹ごしらえ。池上の御会式は二回目。宮沢賢治研究の一環として初めて御会式を見に来た時には、大勢の参詣者、屋台、警備員の多さに驚いた。万灯を先導する纏が賑やかに舞い、舞手はおのおの独自の動きで見る者たちを飽きさせない。万灯は団扇太鼓と鉦と笛の軽快な音色と共にゆるやかに進んでいく。ふだんは人通りの少ない通りを何千人もの参詣者が熱気に包まれて歩いて行く。その光景自体が何か不思議な魅力を放っている。ここには日蓮宗信徒でない者でも、素朴な信仰心をあおられる熱狂の風が吹いていた。
山崎行太郎さんとインド料理店にて。