「マンガ論」後期第一回目は屋久島紀行の林芙美子から「もののけ姫」「アバター」まで

ここをクリックしてください エデンの南   清水正の林芙美子『浮雲』論連載    清水正研究室  
清水正の著作   D文学研究会発行本
林芙美子の『浮雲』『屋久島紀行』の話から屋久島の自然、土埋木、白骨樹、屋久杉の話、さらに屋久島の自然をモデルとして壮大な物語を構築した宮崎駿の『もののけ姫』について語る。また宮崎駿のアニメに多大な影響を受けて製作されたジェームズ・キャメロンの『アバター』ついても触れた。

受講生の感想
・ 黒板に描かれた絵(オカマさん)がマツコ・デラックスに見えて結構好きです。
・ 狭間に立つ者の話は興味深かったです。ピノキオにしてもサンにしても、その時は気にならなくても、後々その問題から逃れられなくなって、あのオカマさんみたいな感じになっちゃうんですかね。
サンだって、「狼に育てられた子」の例を考えると、確かに人としては生きられないだろうし・・・。
(文芸 大川内菜月)


自分は鹿児島出身で屋久島には何回も行ったことあります。恋泊とか。すばらしいところですよね。空気が違う。
若者(最近の)は、何も動かない思わない...ではなくインターネット等による“トクメイ”の時代ですね。今の人々はすべからく自分にしか興味が無いのです。
(演劇 大迫右典)


今日の授業をきいて、林芙美子についてのいろいろな事を改めて深く理解した。今まで一度も林芙美子の作品をよんだことがないがぜひ一度よんでみたい。他の歴史や国による立場についての事も考えさせてやはり「真実」という事、みんなどうして怒るとか、どうして夢中になるとかいろいろ考えなければ・・・
(文芸 李麟)


もののけ姫』の悲しみ、ただみているだけだと気付かない時もあるけれど、一度知るともっと深くあの作品を見ることができる様に思いました。きっとこの世界にはもっともっと間の者の悲しみが沢山あるように思います。人種だけではなく、考えとか立場とか・・・。気付いたら、今度は考えてみたいです。
(演劇 丸山詩野)


屋久島の樹木は、千年経つまで小杉、なのは初めて知った。この名を付けた島の人々は、もっとすごい木を見てきたのかな、と思った。美術科として絵画面で表現力をつけて作品をよりよいものにしたいが、何十年かかるのか、と思った。
(美術 櫻井ゆきみ)


もののけ姫』は、幼いころに見たら「アシタカとサンが戦うカッコ良い映画」ある程度成長すると「自然と人の共存」や「人間のエゴ」が取り上げられていると感じるようになる。何度見ても発見のある作品です。屋久島へはまだ行けていませんが、いつか屋久島のエネルギーを肌で感じに行きたいです。
(演劇 三田悠希)


サンの様に、人間にも獣にもなれない中途半端な存在は大きな苦しみを抱えているけれども、周りには言わない強さがあると思う。それが観ている人を感動させる。
(演劇 中小路充弘)


林芙美子さんの文章力、表現力はすごいんだなと思いました。機会があれば読みたいです。
P.S.先生の力説がすごかったです!
(映画 細田千尋


いつも以上に熱い授業でした(^^)
“ふみこ”はおばあちゃんの名前です(笑)
もののけ姫』の舞台が屋久島とは知らなかったので、ぜひ生でみて、味わいたいと思いました!!
(放送 佐々木明奈)


今日の授業で一番印象的だったのは、マスメディアについての批評だった。
物事の深層(真相)を知った上で、考えることが出来るようにならなければならない。
(放送 目崎光太)


今話題に上がることが多い性同一性障害やオカマさん、ピノキオなど中間の人々(?)のことを“ない”と“ない”のはざま「0」地点にいる人々と表現している感じが文学的でした。心に残りました。
(放送 中島範恵)


屋久島に一度、屋久杉を見に行きたくて、先生のお話をきいて改めて行きたくなりました。
神秘的な場所っていいですね。
(演劇 小沼和)


何にも属せない、何にもわかってもらえない、“アラビアのロレンス”を思いだしました。宇宙人の話、深かったです。
(演劇 齋藤優衣)


先生の話を聞き、確かに自分達は、新聞やテレビの意見に、すごく依存しているなと思った。それでは何を信じればいいのか・・・?
「中間層の悲しさ」は今まで考えたことがなかったので、目からウロコだった。
(文芸 吉川萌)


私は宮崎アニメが大好きです。
アバター』も映画館で見ましたが、確かに『もののけ姫』との共通点はあるものの、あまり現代版という印象は受けませんでした。
あれは現代版にしてはいけないですね。
(演劇 榊林乃愛)


今日は屋久島の話でしたが、自然の描写が林さんがどれほどすばらしいのか気になったので、時間があれば『浮雲』を見たいと思います。
(映画 小野寺志織)


アバター』はただのSF映画(それもアメリカ人が好むような超スペクタクルアドベンチャー映画っ! って感じ)だと思って毛嫌いしていたので『もののけ姫』と共通点があると知り興味を持った。
どちらでもない存在って辛いですよね・・・。
理解は得にくいものです、マイノリティーって。
(演劇 森永志音)


ニューハーフの方の話、涙がでそうになる位切なかった。狭間で揺れるってつらい。
(演劇 大嶋麻沙美)


ゆき子の気持ち・・・わからなくもない。
中途半端って、しんどいんですね。
(演劇 福原由加里)


今日、先生がテレビや新聞などにのっている情報は正確ではないと言っていて確かにと思った。やはり、メディアの真偽を見極めるためには自分自身で多くのことを調べ、知るしかないと思った。
(放送 藤岡晃維)


たしかに、現代の若者(私たち)は社会問題に対して淡泊だと思う。私が何か言ったところで、何も変わらないだろう、と思ってしまう。発言より、考えることが一番大事だと気付いた。
(演劇 飯野愛希子)