尾道・因島へ研究旅行(林芙美子を訪ねて)2010/6/5〜6)連載1

ここをクリックしてください エデンの南   清水正の林芙美子『浮雲』論連載    清水正研究室   清水正の著作
尾道は去年の秋に初めて訪れたが、今回は二回目。「しまなみ交流館」では第四回芙美子フェアが開催されていた。【主催】は「尾道 林芙美子の会」会長の小森マリ子さん。この日は尾道駅竹久夢二伊香保記念館の館長木暮享氏と合流、しまなみ交流館を訪れた後、小森ご夫妻が経営する喫茶芙美子で休憩した後、林芙美子記念室へと向かった。

しまなみ交流館で、小森マリ子さん(後列右から二人目)、フォトグラファーの赤田洋茂さん(後列左)、フリーランスのかしいきよしさん(前列右から三人目)たちと記念撮影。撮影は日芸マスコミ研究会の副部長の藤野智士君。彼は今、日芸の大学院で私について林芙美子の研究をすすめている。彼に与えた研究テーマは『放浪記』の徹底研究。もちろん文献探索・入手も大切。




「しまなみ交流館」で木暮ご夫妻と小森マリ子さん(右)


喫茶芙美子には貴重な資料や生原稿、写真などが飾られており、研究者や愛好家にとっては必ず寄りたいところとなっている。日芸文芸学科で発行されている林芙美子特集の江古田文学や山下聖美さんが担当した森光子特集「女人芸術」なども置かれています。
この日は小森ご夫妻のご厚意で芙美子ラーメンやアイスコーヒーなどをごちそうになりました。

小森マリ子さんに紹介された高垣さんは七十八歳とは思えない若さで、熱く林芙美子を語ってくださった。高垣さんのボランティアによる解説で、内容のある尾道訪問となった。

尾道因島へ研究旅行(林芙美子を訪ねて)は連載します。次回もお楽しみに