水口哲也氏がプロデュースした元気ロケッツの3Dライブを観に行く

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清水正の林芙美子『浮雲』論連載    清水正研究室   清水正の著作
平成2010年5月22日六本木ヒルズアリーナ(屋外の中庭広場)へ、山下聖美さんと藤野智士くんの三人で出かける。文芸学科の専門科目「文芸特殊研究Ⅰ」(担当代表・山下聖美)には漫画家のしりあがり寿さん、編集者の成澤浩一さん、写真評論家の飯沢耕太郎さん、ゲームクリエーター水口哲也さんが講師陣として加わり、ユニークなオムニバス授業を展開している。わたしも、時間の許す限り聴講させていただいている。水口哲也さんは文芸学科の後輩でもあり、彼の活躍には注目している。今回は山下さんと藤野くんから再三のお誘いを受け、六本木の会場へと向かった。
今、映像技術は急速に進化し続けている。立体的な映像と音のほかに、臭覚や触覚をも刺激するよりリアルで衝撃的な映像表現が実現されるのも遠くないだろう。わたしは観客席の多様な移動装置ができればいいと常々思っているが、科学の進歩は、観客席を固定したまま〈視点〉の移動を可能とするかもしれない。わたしの批評は、脳内において立体映像、五感覚によるテキスト享受、そして無限に広がる視点移動を通して、想像・創造行為としてのテキストの解体と再構築を目指している。会場で水口さんに会ったので少しばかり立ち話をした。文化の最前線で活躍している水口さんは輝いて見えた。
会場を後にしてバスに乗り、広尾でおり、近くの「やきとり寿」で生ビールとホッピーで渇きを癒し、やきとりのうまさに一同感嘆の声。