2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

どうでもいいのだ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載5)

どうでもいいのだ ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載5) まずは赤塚不二夫・対談集『これでいいのだ』から 清水正 たけしと映画 たけしは大島渚監督の『戦場のメリークリスマス』に出演して、俳優としての存在感を見せつけた。この映画をわたしは評価し…

小林リズムの紙のむだづかい(連載564) 

青林堂刊行の『「ガロ」という時代』に「月刊「ガロ」創刊50周年記念に寄せて わたしが魅せられた「ガロ」の漫画家たち」を執筆した。とりあげた漫画家たちは、つげ義春、日野日出志、白土三平、池上遼一、勝又進、蛭子能収、水木しげる、滝田ゆう、の八人。…

小林リズムの紙のむだづかい(連載563)

青林堂刊行の『「ガロ」という時代』に「月刊「ガロ」創刊50周年記念に寄せて わたしが魅せられた「ガロ」の漫画家たち」を執筆した。とりあげた漫画家たちは、つげ義春、日野日出志、白土三平、池上遼一、勝又進、蛭子能収、水木しげる、滝田ゆう、の八人。…

鷹尾俊一の彫刻──「横たわる像」をめぐる超想(3)──

鷹尾俊一の彫刻 ──「横たわる像」をめぐる超想(3)──清水正 2014年11月11日午後二時、わたしは鷹尾俊一の彫刻展が開催されている日芸江古田校舎のA&Dアートギャラリーにいた。「横たわる像」の写真撮影のためである。わたしはこの彫刻像に強烈な磁力を感じ…

小林リズムの紙のむだづかい(連載562) 

青林堂刊行の『「ガロ」という時代』に「月刊「ガロ」創刊50周年記念に寄せて わたしが魅せられた「ガロ」の漫画家たち」を執筆した。とりあげた漫画家たちは、つげ義春、日野日出志、白土三平、池上遼一、勝又進、蛭子能収、水木しげる、滝田ゆう、の八人。…

どうでもいいのだ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載4)

どうでもいいのだ ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載4) まずは赤塚不二夫・対談集『これでいいのだ』から 清水正 四番目の対談者はビートたけし。映画とお笑いが主なテーマ。 たけしはお笑い芸人のビートたけし、および映画監督・北野武として対談に臨…

小林リズムの紙のむだづかい(連載561)

青林堂刊行の『「ガロ」という時代』に「月刊「ガロ」創刊50周年記念に寄せて わたしが魅せられた「ガロ」の漫画家たち」を執筆した。とりあげた漫画家たちは、つげ義春、日野日出志、白土三平、池上遼一、勝又進、蛭子能収、水木しげる、滝田ゆう、の八人。…

鷹尾俊一の彫刻──「横たわる像」をめぐる超想(2)──

鷹尾俊一の彫刻 ──「横たわる像」をめぐる超想(2)──清水正 鷹尾俊一の彫刻と対面していると、次々に連想が湧いてくる。これは鷹尾俊一の彫刻にいろいろな強い想いが込められている証である。昨日、わたしは「「横たわる像」をめぐる超想」と題して、鷹尾俊…

小林リズムの紙のむだづかい(連載560)

青林堂刊行の『「ガロ」という時代』に「月刊「ガロ」創刊50周年記念に寄せて わたしが魅せられた「ガロ」の漫画家たち」を執筆した。とりあげた漫画家たちは、つげ義春、日野日出志、白土三平、池上遼一、勝又進、蛭子能収、水木しげる、滝田ゆう、の八人。…

鷹尾俊一の彫刻ーー「横たわる像」をめぐる超想ーー

鷹尾俊一の彫刻 ──「横たわる像」をめぐる超想──(1)清水正 土がたっぷり水を含んでそのままに乾燥したようにも見える。埋葬された死体が掘り出され、天日干しされたもののようにも見える。いずれにしても鷹尾俊一の彫刻像には死と復活のテーマが埋め込まれて…

小林リズムの紙のむだづかい(連載559)

青林堂刊行の『「ガロ」という時代』に「月刊「ガロ」創刊50周年記念に寄せて わたしが魅せられた「ガロ」の漫画家たち」を執筆した。とりあげた漫画家たちは、つげ義春、日野日出志、白土三平、池上遼一、勝又進、蛭子能収、水木しげる、滝田ゆう、の八人。…

美術学科に鷹尾俊一氏を訪ねた

本日一時過ぎ、美術学科に鷹尾俊一氏を訪ねた。作品を観た感動を直接伝えることができた。鷹尾作品に通底するものを感じたので、拙著から『土方巽を読む』と『清水正・ドストエフスキー論全集』第六巻『「悪霊」の世界』をさしあげた。初めてお会いしたが、…

鷹尾俊一彫刻展を観る

鷹尾俊一彫刻展を観る清水正 鷹尾俊一の彫刻を初めて見たのは、日芸江古田校舎西棟一階、エレベータ前の壁に貼られたポスターにおいてであった。ポスターの写真、それが鷹尾俊一の彫刻作品の写真であった。この〈彫刻〉の存在感がただものでなかった。おや、…

どうでもいいのだ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載3)

どうでもいいのだ ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載3) まずは赤塚不二夫・対談集『これでいいのだ』から 清水正 ダニエル・ケーンと激しいやりとり アメリカ人でありながら山形弁の得意なダニエル・ケーン。赤塚不二夫は日本がアメリカに敗北したこと…

どうでもいいのだ(連載2)赤塚不二夫から立川談志まで

どうでもいいのだ ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載2) まずは赤塚不二夫・対談集『これでいいのだ』から 清水正 談志は落語を愛する落語批評家 さて、談志師匠であるが、わたしは古今亭志ん生の息子、古今亭志ん朝と同じ考えで、彼を落語家として評価…

星エリナのほろよいハイボール(連載108)

清水正への原稿・講演依頼は qqh576zd@salsa.ocn.ne.jp 宛にお申込みください。ドストエフスキー・宮沢賢治・宮崎駿・今村昌平・林芙美子・つげ義春・日野日出志などについての講演を引き受けます。 ここをクリックしてください。清水正研究室http://shimi-m…

どうでもいいのだ(連載1)赤塚不二夫から立川談志まで

どうでもいいのだ ──赤塚不二夫から立川談志まで──(連載1) まずは赤塚不二夫・対談集『これでいいのだ』から 清水正 赤塚漫画の神髄はあいである 赤塚不二夫の対談集『これでいいのだ。』(200年1月 メディアファクトリー)は後世に残る名著だ。べつに後世…

小林リズムの紙のむだづかい(連載558)

青林堂刊行の『「ガロ」という時代』に「月刊「ガロ」創刊50周年記念に寄せて わたしが魅せられた「ガロ」の漫画家たち」を執筆した。とりあげた漫画家たちは、つげ義春、日野日出志、白土三平、池上遼一、勝又進、蛭子能収、水木しげる、滝田ゆう、の八人。…

日藝の芸術祭二日目。卒業生が研究室を訪ねてくる。

日藝の芸術祭二日目。卒業生が研究室を訪ねてくる。第二弾 ※肖像写真は本人の許可を得て撮影・掲載しています。無断転用は固くお断りいたします。

日藝の芸術祭二日目。卒業生が研究室を訪ねてくる。

日藝の芸術祭二日目。卒業生が研究室を訪ねてくる。 最初にゼミを引き受けた時の卒業生三人は実に三十余年ぶり。学生時代は文芸学科創設以来の美男子だった二人。 研究室を訪れた三十年後の二人。 左から三番目が私。

小林リズムの紙のむだづかい(連載557) 

青林堂刊行の『「ガロ」という時代』に「月刊「ガロ」創刊50周年記念に寄せて わたしが魅せられた「ガロ」の漫画家たち」を執筆した。とりあげた漫画家たちは、つげ義春、日野日出志、白土三平、池上遼一、勝又進、蛭子能収、水木しげる、滝田ゆう、の八人。…

学食前のステージにて今年の「金たま賞」授賞式

本日は日藝の芸術祭。午前十時半より、学食前のステージにて今年の「金たま賞」(金のたまご文学賞)の受賞式と「Shousetsu N01 スカウトキャラバン」が開催された。 司会進行の二人。雨模様のなか、ハイテンションの司会で会場は盛り上がった。 審査員の方々…