2014-10-06から1日間の記事一覧

林芙美子の『浮雲』を読んだ感想(1)

平成26年度「文芸批評論」夏期課題。 林芙美子の『浮雲』を読んだ感想(1) 富岡さん、私はここにいます。吉井菜子 私はいま、とてもせいせいとした気持ちでいる。それは富岡兼吾が三人の女に先立たれ、自らを悲劇の主人公と錯覚して浸っているのをよろこん…